概要
ReadCache システムは、それが導入された環境での「Service Pack の適用」や「NIC ドライバの変更や更新」をサポートしません (更新内容によってはうまくいく場合もあるかもしれませんが、無保証といたします)。 そのため、「Service Pack の適用」や「NIC ドライバの変更や更新」は以下の手順に従って更新していただきますようお願いします。
詳細
PVS を利用した環境での Service Pack 適用作業は、仮想ディスクイメージマスタークライアントにおいてイメージリバースを行ったあとに、HDD 起動された環境で実施する必要があります。 また、イメージリバースを行う際には、ReadCache はアンインストールされた状態で行う必要があります。
- 「PVS」・・・ Citrix Provisioning Services のこと
- 「仮想ディスクイメージマスタークライアント」・・・ イメージ作成を行った端末のこと
- 「イメージリバース」・・・ vDisk イメージをハードディスクに書き戻すこと
すなわち、この一連の作業を行う際には以下のような手順となります。
- Private モードになった vDisk をコピーして別の名前にしてください。
- コピーされた vDisk の拡張領域を以下の手順で削除してください。
ReadCacheManager_GUI で vDisk ファイルを読み込み、「vDisk 拡張の解除」を選択する - 拡張領域の削除された vDisk を PVS に再登録して、「仮想ディスクイメージマスタークライアント」に割り付けてください。
- 以下の手順でクライアント側の ReadCache のアンインストールを実施してください。
- 仮想ディスクイメージマスタークライアントを Private モードで vDisk から起動してください。
- 起動した端末で 「コントロールパネル」→「プログラムと機能 (プログラムの追加と削除)」から「ReadCache システム3.X ドライバ」「ReadCache システム3.X クライアント」をアンインストールしてください。
(3.X 部分は導入されている ReadCache のバージョンにより異なります)
アンインストール作業が完全に終了した後に、端末を再起動してください。
- 仮想ディスクマスタクライアントのローカル HDD にイメージリバースを行い、HDD から端末を起動したのちに、PVS クライアントモジュールをアンインストールします。
- Service Pack を適用します。
- PVS クライアントモジュールを再度インストールし、vDisk イメージを新規に作成してください。
- 新たに作成されたイメージに対して ReadCache をインストールしてください。
ReadCache の再インストール前と同じ系列名を利用するとき・端末側のキャッシュディスクの容量が十分にないときには、インストール後に端末を起動する前に Release フラグをつけることにより、全ての利用端末でキャッシュを一旦クリアしてください。
端末側が複数種の HDD を利用している場合には、ReadCacheFixit.exe による再登録作業が必要となります。