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文章番号10-325

ReadCache 3系列への Service Pack 適用手順

公開
2011年10月06日
対象製品
  • ReadCache 3.6.*
  • ReadCache 3.5.*
  • ReadCache 3.0.0.0

概要

ReadCache システムは、それが導入された環境での「Service Pack の適用」や「NIC ドライバの変更や更新」をサポートしません (更新内容によってはうまくいく場合もあるかもしれませんが、無保証といたします)。 そのため、「Service Pack の適用」や「NIC ドライバの変更や更新」は以下の手順に従って更新していただきますようお願いします。

詳細

PVS を利用した環境での Service Pack 適用作業は、仮想ディスクイメージマスタークライアントにおいてイメージリバースを行ったあとに、HDD 起動された環境で実施する必要があります。 また、イメージリバースを行う際には、ReadCache はアンインストールされた状態で行う必要があります。

  • 「PVS」・・・ Citrix Provisioning Services のこと
  • 「仮想ディスクイメージマスタークライアント」・・・ イメージ作成を行った端末のこと
  • 「イメージリバース」・・・ vDisk イメージをハードディスクに書き戻すこと

すなわち、この一連の作業を行う際には以下のような手順となります。

  1. Private モードになった vDisk をコピーして別の名前にしてください。
  2. コピーされた vDisk の拡張領域を以下の手順で削除してください。
    ReadCacheManager_GUI で vDisk ファイルを読み込み、「vDisk 拡張の解除」を選択する
  3. 拡張領域の削除された vDisk を PVS に再登録して、「仮想ディスクイメージマスタークライアント」に割り付けてください。
  4. 以下の手順でクライアント側の ReadCache のアンインストールを実施してください。
    1. 仮想ディスクイメージマスタークライアントを Private モードで vDisk から起動してください。
    2. 起動した端末で 「コントロールパネル」→「プログラムと機能 (プログラムの追加と削除)」から「ReadCache システム3.X ドライバ」「ReadCache システム3.X クライアント」をアンインストールしてください。
      (3.X 部分は導入されている ReadCache のバージョンにより異なります)
      アンインストール作業が完全に終了した後に、端末を再起動してください。
  5. 仮想ディスクマスタクライアントのローカル HDD にイメージリバースを行い、HDD から端末を起動したのちに、PVS クライアントモジュールをアンインストールします。
  6. Service Pack を適用します。
  7. PVS クライアントモジュールを再度インストールし、vDisk イメージを新規に作成してください。
  8. 新たに作成されたイメージに対して ReadCache をインストールしてください。