概要
VerifyCache.exe によりキャッシュデータの検証をした際に、不整合がないにもかかわらず不一致発生と出力される場合がある
詳細
VerifyCache.exe は vDisk とキャッシュの内容を比較し検証するツールですが、実際には両者が一致していて不整合がないにもかかわらず、不一致発生と出力されることがありました。
この不具合は根源的には PVS の動的 VHD ファイルを扱うにおいて、以下の不具合があることによるものです。
- PVS が DynamicVHD からの読み込みをする際において、bitmap が 0 の場合においても data 領域のデータを読み込みに行くという不具合がある。
(VHD の仕様書では、「bitmap が 0 の場合には、data が 0 であると仮定すべき」とあります。)
lib_vhd2.dll のモジュールは VHDspec に従っていたため、「bitmap が 0 であるにもかかわらず、data が 0 ではないとき」に PVS と lib_vhd とで読み取られるデータが異なるという問題が生じていました。そのため、lib_vhd2 を改修して、PVS の不具合の影響を受けないようにしました。
対策
lib_vhd2.dll 2.0.0.2 以降をダウンロードして、【文章番号13-007】lib_vhd2.dll の更新手順を参照して更新してください。
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