概要
ReadCache4.5.1.0 での変更点一覧を説明します。
新機能
PVS 7.6 に対応しました。
修正点一覧
容量を取得できないディスクがあったときに、起動時にBSOD となる不具合の修正
容量を取得できないディスク(例: メディアが挿入されていないカードリーダ) が存在する場合、起動時にBSOD になってしまう不具合を修正しました。
readcache.sys が更新されます。
キャッシュ管理情報をディスクに保存している最中に端末がクラッシュした際に、キャッシュ不整合が生じる可能性がある不具合の修正
キャッシュの有無を管理する情報は定期的にディスクに書き込まれます。極めて稀なケースですが、その書き込みの特定のタイミングで端末がクラッシュまたは強制的に電源切断された際に生じる不具合を修正しました。
readcache.sys が更新されます。
容量を取得できないディスクがあったときに、ReadCache パーティション作成ツールが異常終了する不具合の修正
容量を取得できないディスク(例: メディアが挿入されていないカードリーダ) が存在する場合、ReadCacheパーティション作成ツールが異常終了していた不具合を修正しました。
ReadCacheClient.dll が更新されます。
端末起動時に読み込まれるキャッシュ管理情報の内容が異常な場合にBSOD となる不具合の修正
端末起動時にキャッシュ管理情報を読み込みますが、そこに明らかに異常な値が含まれている場合にもそのままドライバを起動しようとして、その結果BSOD となることがありました。この不具合を修正し、キャッシュ管理情報に不適切な値が含まれている場合は、その場所を読み込まないようにしました。
readcache.sys が更新されます。
その他の細かな修正
- ドライバーのインストーラーにおいて、ディスクが拡張されていないことを検出したときのエラーメッセージを改善しました
- VerifyCache に対して、キャッシュディスクの情報をすべてダンプする /D オプションを追加しました。
- VerifyCache の出力で「n番目」の表示が0 から始まっていたものを 1 から始まるように変更しました。
- VerifyCache のコマンドライン引数の解析処理とエラー時の表示を改善しました。
- VerifyCache がキャッシュ内の管理情報の検証を行うようになりました。
- ReadCache パーティション作成ツールとReadCacheClient において、キャッシュ領域として2TB 以上のサイズを指定できないようにしました。
- ReadCache パーティション作成ツールとReadCacheClient において、2TB 以上のサイズのディスクの空き領域を正しく表示できるようにしました。
- ReadCacheClient のlog コマンドの出力のヘルプを修正しました。
- vDiskExpander のコマンドライン引数の数が不適切な時に使い方を表示するようにしました。