概要
ReadCache4.0.0.9 での変更点を説明します。
直近の公開バージョンである 4.0.0.8 からの更新点となります。
仕様変更
SHA-2 のコード署名証明書を利用するようになりました
ReadCache のドライバーに対するコード署名証明書を、SHA-2 ハッシュ アルゴリズムを使用したものに変更しました。ご利用の OS ごとに、次のような影響があります。
- Windows 7 (32 ビット版) においては影響はありません。
- Windows 7 (64 ビット版) においては、ReadCache を本バージョンに更新する前に、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 3033929 の更新プログラムである「Microsoft Windows (KB3033929) の セキュリティ更新プログラム」が導入されている必要があります。この更新プログラムが適用されていない場合には、Windows Update により事前に導入してください。
Windows XP、Windows Vista 用のモジュールの提供を終了しました
Windows XP と Windows Vista は SHA-2 署名に対応していないため、モジュールの提供を終了します。
修正点一覧
端末において PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA によるクラッシュや、他のモジュールでのクラッシュが発生する不具合の修正
端末の動作中の任意のタイミングにおいて、PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA (0X00000050) によるクラッシュが発生したり、システム内の他のモジュールでのクラッシュが発生したりする不具合を修正しました。
ReadCache ドライバが下位のデバイス(ディスクドライブ)に対して非同期読み込み要求を出した際における、IRP (I/O 要求パケット) の扱いに問題があり、変更してはいけないメモリー領域を破壊してしまうことがありました。これにより、PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA によりクラッシュしたり、他のモジュールのメモリーを破壊することにより、他のモジュールにおいてクラッシュが発生したりすることがありました。
readcache.sys が更新されます。
詳しくは【文章番号16-002】端末において PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA によるクラッシュや、他のモジュールでのクラッシュが発生することがあるをご覧ください。
ReadCache クライアントツールの「領域」タブにおいて「未処理例外が発生しました」というエラーが表示される不具合の修正
ReadCache クライアントツールの「領域」タブにおいて、「未処理例外が発生しました」というエラーが表示されることがある不具合を修正しました。
ReadCacheClient_GUI.exe が更新されます。
詳しくは【文章番号16-005】ReadCache クライアントツールの「領域」タブにおいて「未処理例外が発生しました」というエラーが表示されることがあるをご覧ください。
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