概要
PVS のログを収集する CDFMonitor サービスの導入とログを回収する手順を説明します。
詳細
PVS 7.X 以降のバージョンにおいて、PVS のログは CDFMonitor を使用することにより収集可能となります。
CDFMonitor は PVS のインストーラには含まれていない為、別途入手・設定するする必要があります。
CDFMonitor は すべての PVS サーバーに導入してださい。
CDFMonitorの取得
パッケージ
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CDFMonitor 本体
http://support.citrix.com/article/CTX129537 -
構成ファイル (PVS 7.X 用)
http://support.citrix.com/article/CTX138698
インストール
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CDFMonitor 本体、PVS 用設定ファイルの zip を展開する
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本体付属の「構成ファイル」を PVS 7.X バージョンに対応した「構成ファイル」で上書きする
※ 構成ファイルとは、CDFMonitor.exe.config のことです。 ※ PVS 7.0 ~ 7.9 , PVS 7.11 以降で構成ファイルの内容が異なります -
管理者権限で cmd.exe を起動し、CDFMonitor のパッケージを展開したフォルダに移動する
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下記のコマンドを実行して CDFMonitor をインストールする
> CDFMonitor.exe /installservice
※Citrix CDFMonitor サービスはログ出力し続けます。
標準ではログファイルのサイズの上限は 100MB で、5 世代でローテーションします。
ファイルサイズ、世代数は変更可能です。
詳細は 下記「ログファイルのサイズ・世代数の変更方法」を参照ください。
ログ回収
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サービスマネージャから Citrix CDFMonitor サービスを再起動する
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C:\Windows\CDFMonitor フォルダに出力されている cdfmonitor.CDFM.XXXX.etl のすべてを zip にして回収する
※ cdfmonitor.YY.etl というファイルは書き込み中のファイルなのでアクセスできません。
※ CO-Store コンソールの [ログを回収する] 機能でも、CO-Store のログに加えて PVS のログの回収ができます。
アンインストール
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管理者権限で cmd.exe を起動し、CDFMonitor のパッケージを展開したフォルダに移動する
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下記のコマンドを実行して CDFMonitor をアンインストールする
> CDFMonitor.exe /uninstallservice
補足
CDFMonitor サービスの「回復」の設定について
何らかの理由によりサービスが停止したままになっているとログを回収することができない為
サービスの「回復」の設定をしておくことを推奨します。
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Windows のサービス設定のコンソールを開く
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CDFMonitor サービスのプロパティを開く
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「回復」タブを開く
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「最初のエラー」「次のエラー」「その後のエラー」「サービスの再起動」を適宜設定する
例)
最初のエラー: サービスを再起動する
次のエラー: サービスを再起動する
その後のエラー: 何もしない
サービスの再起動: 5 分後
ログファイルのサイズ・世代数の変更方法
下記は、CDFMonitor のインストール後に設定することを想定しています。
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CDFMonitor の構成ファイル (CDFMonitor.exe.config) をテキストエディタで開く
場所: C:\Windows\CDFMonitor\CDFMonitor.exe.config -
下記のパラメータの value の値を変更する
logfilemaxcount: 世代数の設定
logfilemaxsize: ファイルサイズの上限を設定
例)
ファイルサイズの上限を 200MB で、10 世代保有する場合
(この例では最大で 200MB x 10 = 2GB を消費します)
<add key="logfilemaxcount" value="10" />
<add key="logfilemaxsize" value="200" />
※ ファイルサイズ、世代数を変更する場合は、ディスクの空き容量などにご注意ください
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Windows のサービス設定のコンソールを開く
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CDFMonitor サービスを再起動する
免責条項
CDFMonitor の利用にあたっては、Citrix の最新のドキュメントをご確認ください。