CO-CONV サポート

文章番号18-001

CO-Store がサーバー間ファイルコピーで利用している robocopy の実行時オプション設定手順について

公開
2018年03月16日
対象製品
  • CO-Store 3.1

概要

CO-Store では、サーバー間のファイルコピー (レプリケーション) に robocopy を利用しています。

このドキュメントでは、この CO-Store が robocopy を呼び出す際のオプションを設定する手順を述べます。

手順

この作業はいずれか 1 台の CO-StoreServer の動作しているサーバー上で 1 回だけ実施してください。

設定後のサーバーの再起動は必要ありません。また、稼働している端末に影響はありません。

  1. 管理者権限cmd.exe を起動してください。

  2. 以下のようにコマンドを実行してください。

    > cd "C:\Program Files\CO-CONV\CO-Store\Server"
    > CO-StoreApi.exe set_config --store=[STORE_NAME] --name=robocopy_opts --value="/COPYALL /PURGE /NP /ETA /IPG:5 /R:10 /W:3" --quiet
    
    • --store=[STORE_NAME][STORE_NAME] にはご利用の環境のストア名 (-Diff, -Link などが付かない名前) を指定してください。
    • 上記例では、robocopy の実行時オプションに /COPYALL /PURGE /NP /ETA /IPG:5 /R:10 /W:3 を設定しています。
    • 設定しているオプションの動作については robocopy /? 実行時のヘルプなどをご参照ください。

次に実行される CO-Store タスクから設定したオプションが適用されます。

確認手順

設定されている値がどうなっているかを確認するには、以下のコマンドを実行してください。

    > CO-StoreApi.exe get_config --store=[STORE_NAME] --name=robocopy_opts --quiet

以下のように結果が出力されます。

robocopy_opts   /COPYALL /PURGE /NP /ETA /IPG:5 /R:10 /W:3

備考

  • CO-Store のデフォルトの設定は /COPYALL /PURGE /ETA /R:10 /W:3 です。
  • robocopy の帯域は /IPG:N オプションにより制御されます。/IPG:NN に設定する値が大きくなるほど転送速度が遅くなります。設定値を決めるに当たっては、IPG の値を変更しながら robocopy コマンドを実行するなどして、実際の転送速度を事前に確認するようにしてください。