概要
CO-Store では、サーバー間のファイルコピー (レプリケーション) に robocopy を利用しています。
このドキュメントでは、この CO-Store が robocopy を呼び出す際のオプションを設定する手順を述べます。
手順
この作業はいずれか 1 台の CO-StoreServer の動作しているサーバー上で 1 回だけ実施してください。
設定後のサーバーの再起動は必要ありません。また、稼働している端末に影響はありません。
-
管理者権限で cmd.exe を起動してください。
-
以下のようにコマンドを実行してください。
> cd "C:\Program Files\CO-CONV\CO-Store\Server"
> CO-StoreApi.exe set_config --store=[STORE_NAME] --name=robocopy_opts --value="/COPYALL /PURGE /NP /ETA /IPG:5 /R:10 /W:3" --quiet
- –store=[STORE_NAME] の [STORE_NAME] にはご利用の環境のストア名 (-Diff, -Link などが付かない名前) を指定してください。
- 上記例では、robocopy の実行時オプションに /COPYALL /PURGE /NP /ETA /IPG:5 /R:10 /W:3 を設定しています。
- 設定しているオプションの動作については robocopy /? 実行時のヘルプなどをご参照ください。
次に実行される CO-Store タスクから設定したオプションが適用されます。
確認手順
設定されている値がどうなっているかを確認するには、以下のコマンドを実行してください。
> CO-StoreApi.exe get_config --store=[STORE_NAME] --name=robocopy_opts --quiet
以下のように結果が出力されます。
robocopy_opts /COPYALL /PURGE /NP /ETA /IPG:5 /R:10 /W:3
備考
- CO-Store のデフォルトの設定は /COPYALL /PURGE /ETA /R:10 /W:3 です。
- robocopy の帯域は /IPG:N オプションにより制御されます。/IPG:N の N に設定する値が大きくなるほど転送速度が遅くなります。設定値を決めるに当たっては、IPG の値を変更しながら robocopy コマンドを実行するなどして、実際の転送速度を事前に確認するようにしてください。