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文章番号18-009

P2PVS を用いた UEFIイメージの書き戻し手順

公開
2018年07月31日
更新
2018年12月10日
対象製品
  • Citrix Provisioning Services 7.17 以前

概要

ここでは PVS の UEFI イメージを、端末のローカルディスクへ書き戻しする手順を説明しています。
UEFI イメージの書き戻しは、ネットブートした端末上で P2PVS.exe というツールで実行します。
P2PVSは、TargetDeviceソフトウェア、または PVS インストールメディア (ISO) 内にある PVS_UpgradeWizard というツール内に含まれています。
PVS_UpgradeWizard は別途インストールが必要となります。

詳細

PVS7.17以前のバージョンにおける問題点

PVS 7.17 以前のバージョンの P2PVS.exe では UEFI のイメージを書き戻しを行うことができないという不具合があります。

PVS 7.17 以前の UEFI イメージを書き戻すためには、以下のどちらかの対処が必要です。

  • PVS 7.18 以降の TargetDevice ソフトウェアへアップデートする
  • PVS 7.18 のインストールメディア (ISO) に含まれる PVS_UpgradeWizard をインストールする

書き戻し手順

前提条件

  • 書き戻し先の物理ディスクは、vDisk よりも大きな容量である必要があります
    ※ 100MB 大きい程度では書き戻せません
  • ReadCacheがインストールされている場合は、事前にアンインストールしておくのが安全です

手順

  1. vDisk を書き換えできる状態にして、端末を起動する

  2. (PVS 7.17 以前のときのみ) PVS 7.18 の P2PVS.exe をインストールする

    1. ProvisioningServices718.iso に含まれる Upgrade\PVS_UpgradeWizard_x64.exe を実行する
    2. インストールを実施すると、PVS 7.18 の P2PVS.exe は C:\ProgramFiles\Citrix\Provisioning Services UpgradeWizard に導入される
  3. P2PVS.exe を実行する

    1. [開始] を Provisioning Services vDisk、[終了] を「このマシン」に変更して [次へ] を押す
    2. ソースボリューム → ターゲットボリューム を確認して [次へ] を押す
    3. [変換] を押す
  4. 「成功」と表示されたら端末をシャットダウンする

  5. 端末の電源を入れて、BIOS/UEFI 設定を開きブートデバイスの起動順位設定を変更し、内蔵ディスクから起動するようにする

  6. 内蔵ディスクから起動することを確認する

補足事項

  • PVS 7.18 以降の TargetDevice にアップデートする場合には、サーバー側のアップデートを先に実施する必要があります。
  • PVS_UpgradeWizard のインストールでは、PVS TargetDevice のバージョンは (作業後のイメージ作成においても) 更新されません。
  • 新しいディスク イメージの作成には、通常通り「PVS イメージ作成ウィザード」をご利用ください。