概要
ここでは PVS の UEFI イメージを、端末のローカルディスクへ書き戻しする手順を説明しています。
UEFI イメージの書き戻しは、ネットブートした端末上で P2PVS.exe というツールで実行します。
P2PVSは、TargetDeviceソフトウェア、または PVS インストールメディア (ISO) 内にある PVS_UpgradeWizard というツール内に含まれています。
PVS_UpgradeWizard は別途インストールが必要となります。
詳細
PVS7.17以前のバージョンにおける問題点
PVS 7.17 以前のバージョンの P2PVS.exe では UEFI のイメージを書き戻しを行うことができないという不具合があります。
PVS 7.17 以前の UEFI イメージを書き戻すためには、以下のどちらかの対処が必要です。
- PVS 7.18 以降の TargetDevice ソフトウェアへアップデートする
- PVS 7.18 のインストールメディア (ISO) に含まれる PVS_UpgradeWizard をインストールする
書き戻し手順
前提条件
- 書き戻し先の物理ディスクは、vDisk よりも大きな容量である必要があります
※ 100MB 大きい程度では書き戻せません - ReadCacheがインストールされている場合は、事前にアンインストールしておくのが安全です
手順
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vDisk を書き換えできる状態にして、端末を起動する
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(PVS 7.17 以前のときのみ) PVS 7.18 の P2PVS.exe をインストールする
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ProvisioningServices718.iso に含まれる Upgrade\PVS_UpgradeWizard_x64.exe を実行する
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インストールを実施すると、PVS 7.18 の P2PVS.exe は C:\ProgramFiles\Citrix\Provisioning Services UpgradeWizard に導入される
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P2PVS.exe を実行する
- [開始] を Provisioning Services vDisk、[終了] を「このマシン」に変更して [次へ] を押す
- ソースボリューム → ターゲットボリューム を確認して [次へ] を押す
- [変換] を押す
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「成功」と表示されたら端末をシャットダウンする
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端末の電源を入れて、BIOS/UEFI 設定を開きブートデバイスの起動順位設定を変更し、内蔵ディスクから起動するようにする
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内蔵ディスクから起動することを確認する
補足事項
- PVS 7.18 以降の TargetDevice にアップデートする場合には、サーバー側のアップデートを先に実施する必要があります。
- PVS_UpgradeWizard のインストールでは、PVS TargetDevice のバージョンは (作業後のイメージ作成においても) 更新されません。
- 新しいディスク イメージの作成には、通常通り「PVS イメージ作成ウィザード」をご利用ください。