概要
CO-Spray において、一度作成したバージョンを破棄して、新しいバージョンを作成しなおす手順を説明します。
詳細
ここでは、バージョン 13 まで作成した状態で、バージョン 12 と 13 の変更内容を破棄して、再度バージョン 12 を作成しなおす手順を説明します。
(手順1) 起動するバージョンの変更
破棄するバージョン (バージョン 12 または 13) で起動する端末については、古いバージョン (バージョン 11 とします) で起動するように設定します。
- CO-Spray コンソールを起動します。
- 端末が所属するグループを右クリックしてプロパティーを表示します。
- ディスクが選択されていることを確認して、[設定] ボタンを押します。
- ディスクの設定を変更して、[OK] ボタンを押します。
- [バージョン] を [バージョン 11] に設定します。
- [利用開始] を [強制的に再起動して利用開始する] に変更すると、端末は指定されたバージョンを利用するために自動的に再起動します。[次回起動時に利用開始する] の場合は、端末を手作業で再起動する必要があります。
- [OK] ボタンを押してグループのプロパティーを閉じます。
- [利用開始] を [強制的に再起動して利用開始する] のときは、端末が自動的に再起動するまで待機してください。[次回起動時に利用開始する] のときは、端末を再起動して、指定したバージョンで起動したことを CO-Spray コンソールで確認してください。
端末が保持する一番古いバージョンがバージョン 11 よりも大きい場合、一番古いバージョンからの配信が実施されます。次の点にご注意ください。
- 転送されるサイズが大きくなるため、無線環境で運用している場合には有線環境での配信をお勧めします。
- 端末内に十分な空き容量がない場合は CO-Spray のイメージで起動した状態では配信されたディスクイメージを保持できません。そのような場合は、[利用開始] を [強制的に再起動して利用開始する] に設定してください。それにより、空き容量が不十分なときには即座に管理イメージ (Windows PE) で起動して配信処理が実施されます。
(手順2) バージョンの削除
次に、バージョン 12 と 13 を削除します。
- CO-Spray コンソールを管理者権限で起動します。
- 左側のツリーの [ディスク] の下から作業対象のディスクを選択します。
- バージョン 12 と 13 を選択して、右クリックから [削除] を選択します。 確認メッセージに対して [OK] を選択して削除を実行します。
- 削除したバージョンを保有する端末を電源起動します。CO-Spray コンソールにおいて、削除したバージョンのディスクイメージがすべての端末上から消えていることを確認します。
それぞれの端末がどのバージョンを保有しているかは、グループ内の端末一覧から [保有するバージョン] カラムで確認できます。 - 通常通り、端末を起動して更新作業を実施します。