CO-Store 5.0.0.3 での変更点一覧を説明します。直近の公開バージョンである 5.0.0.2 からの更新点となります。
パッケージに含まれる CO-Booter UEFI 版が、1.1.0.7c から 1.2.0.3 に更新されました。
変更点
ライセンスおよび保守契約書
- CO-Store に関する「ライセンスおよび保守契約書」を 2019/02/26 改訂版に更新しました。
CO-Booter UEFI 版
これまで同梱されていた CO-Booter UEFI 版 1.1.0.7c からの変更点です。
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セキュア ブートに対応しました。
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CO-BooterEFI.ini において、CO-BooterMenu の利用するかどうかの設定項目名を Booter.UseMenu から Booter.SkipBootMenu に変更しました。1
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CO-Booter の同時起動制限に対応しました。台数制限に達した場合、キー入力がなければメッセージを 10 秒表示します。
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サンプル画像のファイル名を BIOS 版の命名規則に揃えて _a.png と _i.png に変更しました。
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CO-BooterEFI.ini で CO-BooterMenu.efi と CO-BooterPvsCache のパスが指定できるになりました。
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TFTP サーバーから取得するファイルを端末側にキャッシュすることにより、起動時間の短縮ができるようになりました。2
- ログ出力に MAC アドレス・IP アドレスが記録されるようになりました。
不具合の修正
CO-Booter UEFI 版
これまで同梱されていた CO-Booter UEFI 版 1.1.0.7c からの修正点です。
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一部端末において F1 押下してもログ一覧が表示されない不具合を修正し、ログが表示できるようになりました。
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F1 押下によるログ一覧表示後、メニュー表示に戻った際に表示が崩れてしまう不具合を修正し、適切に表示を切り替えられるようになりました。
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TFTP サーバーからのファイル取得において、不要なリトライしてしまうことがあった不具合がありましたが、不要なリトライは行わないように修正しました。
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「ログを USB メモリにテキストで出力しようとした際にファイル名指定が ‘aaaaaa’ のようになってしまう」というキー入力に関する不具合を修正し、 キー入力を必要とする作業を適切に処理できるようにしました。
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一部環境・端末において、CO-BooterMenu.efi を利用した際に、 CO-BooterMenu.ini (ないし、その variant) を読み込めずにエラー終了することがある 問題が存在しました。 この障害の一因となった DHCP 情報の書き換え処理を改善し、適切に設定ファイルを読み取れるようにしました。
CO-BooterServer
CO-Store サーバー モジュールを 5.0.0.3 に更新することで修正が適用されます。
- PVS サーバー プロパティの詳細設定により「I/O バースト サイズ」を変更した場合においても、CO-BooterMenu 機能を利用して端末を起動した際に I/O バースト サイズが引き継がれるように修正しました。
既知の不具合
- マスターのサイトと異なるサイトで更新作業を行う際、サイト名とコレクション名の合計が 47 字以上となるコレクションに所属する端末を選択すると、端末の一時移動処理ができない問題があります。修正版が提供されるまでは、PVS コンソールを利用して手動で端末をマスターのサイトに移動させて作業を行うようにしてください。