概要
ReadCache の動作において、キャッシュの消費割合が高くなったときに、一定の確率でキャッシュを初期化する機能が、特定の環境では動作しないことがありました。
この不具合は本機能の実装時点から存在しており、ReadCache 5.0.0.2 で修正されました。
詳細
ReadCache はキャッシュ効率の低下を防ぐために「キャッシュの利用率が高くなったらキャッシュの内容を削除する」機能があります。 この機能では、キャッシュの消費割合が一定の値 (デフォルトでは 90%) を超えていると、一定の確率 (デフォルトでは 5%) でキャッシュを削除します。 詳しくは ユーザー マニュアル を参照してください。
しかしながら、この確率の計算ロジックに偏りがあったため、環境によっては、まったくキャッシュが削除されないことがありました。 ReadCache 5.0.0.2 において、確率の計算ロジックを修正して、本問題は修正されました。
あわせて、ReadCache 5.0.0.2 においては「キャッシュの利用率が高くなったらキャッシュの内容を削除する」を「キャッシュの消費率が高くなったらキャッシュの内容を削除する」に名前変更しています。