概要
「CO-Colors ほたて」において、端末の動作が不安定になったときのトラブルシューティングの 1 つとして、キャッシュデータの検証 (VerifyCache) を行う手順を説明します。
詳細
端末を起動できる場合の手順
端末を利用できる場合には、次の手順でデータを取得してください。
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問題が発生するイメージで、ネットブートまたはローカルブートします。
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管理者権限でログオンして、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
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次のコマンドを実行して出力を取得します。
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(ネットブートの場合)
> cd "c:\Program Files\CO-CONV\HotateBoot\client" > HotateClient verifycache udp > c:\verifycache.log
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(ローカルブートの場合)
> cd "c:\Program Files\CO-CONV\HotateBoot\client" > HotateClient verifycache udp /s [サーバーIP] > c:\verifycache.log
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取得したログファイル (
c:\verifycache.log
) に〇% 完了...
といったメッセージが出力されていることを確認します。 出力されていない場合は、エラーの内容に応じて対処してください。 -
取得したログファイル (
c:\verifycache.log
) を添付して、当社にお問い合わせください。
起動時に問題が起きる場合の手順
ネットブート環境
端末のネットブート起動時 (ログオン完了前) に問題が起きる場合は、次の手順を試してください。
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ほたてコンソールにおいて、対象の端末が利用しているブートメニューから、起動できないメニュー アイテムを選択します。
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メニューアイテムのプロパティーにおいて [詳細設定を表示する] をチェックして、[ReadCache フラグ] の [Read フラグ] のチェックを外します。
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端末が起動できるか試します。
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起動できる場合は、前述の手順で
verifycache.log
を取得してください。
起動できない場合は、キャッシュが原因ではないので、別の原因を調査してください。 -
ほたてコンソールにおいて、設定を元に戻します。
ローカルブート環境
フルキャッシュ済みイメージをローカルブートしている環境において、起動時 (ログオン完了前) に問題が起きる場合は、次の手順で実施してください。
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問題が起きる環境において、別のディスクでネットブートします。
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管理者権限でログオンして、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
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次のコマンドを実行します。
> cd "c:\Program Files\CO-CONV\HotateBoot\client" > HotateClient dumpcache
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Image Header #x
と表示されている情報の中から、DiskGuid
がディスク ID、FullCacheType
がcomplete base
になっているものを探します。
次の例では、番号は2
となります。Image Header #2: * Type: RC (0) * All Block Allocated 1 * WriteCacheFlag: --- (0) * FullCacheType: complete base (0x3) * DiskGuid: 78621254-b5a2-42e6-ad86-149ee3f65b4b
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HotateClient verifycache udp /n キャッシュ領域番号 /s [サーバーIP] > c:\verifycache.log
を実行します。
先ほどの例の場合は/n 2
を指定します。 -
取得したログファイル (
c:\verifycache.log
) に〇% 完了...
といったメッセージが出力されていることを確認します。 出力されていない場合は、エラーの内容に応じて対処してください。 -
取得したログファイル (
c:\verifycache.log
) を添付して、当社にお問い合わせください。