CO-CONV サポート

文章番号14-003

ReadCache ドライバー (readcache.sys) の更新手順

公開
2014年04月02日
更新
2018年11月26日
対象製品
  • ReadCache 4.6
  • ReadCache 4.5

概要

本文書では、ReadCacheシステム が導入済みの環境で、readcache.sys を更新する場合の手順を説明します。

更新手順

更新モジュールを使う更新手順 (推奨)

ドライバーの更新モジュール (readcache_sys.zip または readcache_sys4.X.X.X.zip) を利用します。この手順は「端末を起動する必要がない」「端末のキャッシュデータが保持される (サーバーフィルターが導入されている場合のみ)」という点でお勧めです。

PVS サーバにおいて、管理者権限でログオンして以下の作業を行ってください。PVS の運用に CO-Store などの管理ツールを使用している場合には、次の手順は管理ツールの「更新開始」「更新終了」の手順で挟んで実行してください。

  1. PVS Console を利用して適用対象の vDisk を右クリックして [vDisk のマウント] を選択します。
  2. 更新モジュールの ZIP ファイルから適切な readcache.sys を選択して、マウントしたドライブの Windows\System32\drivers にコピーします。
    (念のため、以前のバージョンの readcache.sys をバックアップしておくことをお勧めします)
  3. PVS Console で vDisk を右クリックして [vDisk ○○ のマウント解除] を選択します。
  4. (サーバーフィルターを導入していない場合) 管理者マニュアルの「4.6. ドライブマッピングの後処理を行う」に従って後処理を行います。
  5. 必要に応じて、vDisk のリビジョンを更新します。管理者マニュアルの「4.4.3. リビジョンを更新する」に従ってください。

インストーラーを使う更新手順

新しいバージョンのインストーラーが公開されている場合にのみ利用できます。ただし、この手順で実施する場合には、次の影響がある点にご注意ください。

  • ドライバーのインストールにはシリアルキーの再入力が必要です。
  • リビジョン番号が初期化されます。端末側に存在するキャッシュは無効となります。初回起動時にはキャッシュがないものとして起動します。

手順は次の通りです。

  1. PVS Console などを利用して、適用対象の vDisk に書き込みができる状態にします (PVS の運用に CO-Store などの管理ツールを使用している場合には、管理ツールの「更新開始」の手順を実施します)。
  2. クライアント端末を起動して、管理者権限でログオンします。
  3. 端末にインストールされている ReadCache ドライバーをアンインストールします。コントロールパネルの [プログラムと機能] から [ReadCacheシステム4.5 ドライバー] を選択し、[アンインストール] ボタンを押します。 もしドライバがないときには、【文章番号14-016】(ReadCache4.5 向け)ReadCache ドライバーをアンインストールできない場合の対処手順 のドキュメントに従いアンインストールをしてください。
  4. アンインストールが完了したら、クライアント端末を再起動して、管理者権限でログオンします。
  5. 新しいバージョンのインストーラー (ReadCacheDriver.msi または ReadCacheDriver64.msi) を実行してインストールします。
  6. クライアント端末を電源切断します。
  7. vDisk を、書き込みができる状態から戻します (PVS の運用に管理ツールを使用している場合には、管理ツールの「更新終了」の手順を実施します)。

readcache.sys のバージョン確認方法

readcache.sys のバージョンは、以下の方法にて確認できます。

  • C:\Windows\System32\drivers 中の "readcache.sys" の [プロパティ] を開き、[詳細] タブの中のファイルバージョンを確認してください。