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文章番号14-006

SCSI コマンド 1B (START STOP UNIT) でキャッシュが無効となる

公開
2014年04月02日
対象製品
  • ReadCache 4.5.0.0~4.5.0.2

概要

端末の利用中に仮想ディスクに対して SCSI コマンドの 1B (START STOP UNIT) が発行されると、それ以後はキャッシュを利用していませんでした。 ReadCache のログに次のように出力されることがあります。

DiskCacheDispatchScsiForVdisk - Unsupported Request (Len:6, Cdb[0]: 1B)

詳細

ReadCache は仮想ディスクに対して発行された SCSI リクエストを解析し、キャッシュ動作を行います。その際、ReadCache が想定していないリクエストが送られた際にはキャッシュの不整合を防ぐために 「それ以降にキャッシュを利用しないようにする」処置を行います。

一部の環境において SCSI コマンドの 1B (START STOP UNIT) が発行される場合があり、その際に ReadCache は このコマンドを想定外のコマンドとみなして上記処置を行っていました。

確認の結果、このリクエストはキャッシュの動作に影響をあたえるものではないため、 ReadCache ドライバーの 4.5.0.4 以降では上記処置の対象外とするように変更し、キャッシュを利用しつづけるようにしました。

この現象は Windows 8.1 のシャットダウン時に主に発行されますが、一部の環境においては起動中にも発行されることがありました。

対策

readcache.sys を 4.5.0.4 以降に更新してください。

更新手順は【文章番号14-003】ReadCache ドライバー (readcache.sys) の更新手順を参照してください。

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