概要
__CO-Store 3.1.2.0 以前__の CO-Store をご利用の場合、ベース (ディスクのもっとも古いバージョン) __を含むバージョン削除__を行った場合に、削除が正常にできずにゴミ箱に戻されてしまうことがあります。
このドキュメントはこの「ベースを含むバージョン削除における不具合」、および「この不具合が発生した場合に付随して発生する可能性のあるもう一つの不具合」について述べています。
この不具合を避けるため、CO-Store を __3.1.2.1 以降__にアップデートするまでは、__ベースを含むバージョン削除__を控えていただきますようお願いいたします。ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
なお、本件は__ベースを含むバージョン削除__を行わない限り影響はありません。(中間バージョンの削除は問題ありません。)
用語
- ベース
- PVS コンソールにおけるディスクのバージョン一覧で、"種類" が「基本」もしくは「基本のマージ」となっているもので、通常、ディスクのもっとも古いバージョンが該当します。
対策
ベースを含むバージョン削除をされる前に __CO-Store 3.1.2.1 以降__にアップデートをしてください。
また、__CO-Store 3.1.2.0 以前__をご利用の環境で、ベースを含むバージョン削除を実施された場合には、 【文章番号17-005】CO-Store のログ回収手順 を参考に CO-Store のログを回収し、CO-CONV にお問合せください。
ログを確認の上で、正常化の手順を案内させていただきます。
詳細
ベースを含むバージョン削除における不具合
ベースを含むバージョン削除を行った場合に、CO-Store のタスク処理が正常に完了できず、削除を試みたバージョンがゴミ箱に戻されてタスク処理が終わってしまうことがあります。
この問題は、ベースを含むバージョン削除の際のマージ処理の後処理に存在した CO-Store の不具合が原因でした。
また、この不具合によるタスク処理の中断が生じた場合、以下のもう一つの不具合が発生することがあります。
ベースを含むバージョン削除が中断された際に付随して発生している可能性のある不具合
ベースを含むバージョン削除で複数のバージョンを一度に削除しようとした場合に発生する可能性があります。
先述の不具合によりタスク処理が中断された場合、削除対象であったバージョンのうちベースの次のバージョンが異常な状態となってしまうことがあります。 この問題も、CO-Store の不具合が原因でした。
たとえば、バージョン 0, 1, 2 を削除しようとした場合に、バージョン 1 が異常な状態となってしまうことがありました。