CO-Store 3.1 での変更点一覧を説明します。
太字のものは新機能や大きな変更点を表します。
v3.1.3.1 (2018-09-14)
3.1.3.0 からの変更点は以下の通りです。
CO-StoreApi
- 稼働中の端末が存在すると、スレーブ ストレージの追加・除外ができないという制限を無くし、稼働中の端末が存在しても、スレーブ ストレージの追加・除外ができるようになりました。
CO-Booter サーバー
- CO-Booter サーバーが動作し、かつ PVS Stream Service のみ停止している場合に、端末が別の PVS サーバーへのフェールオーバーを行えないことがある問題を修正し、適切にフェールオーバーできるようにしました。
- ライセンス新規登録後 1 時間、CO-Booter を利用して端末起動をすると「ライセンスが無効です」というエラーが出てしまい、サービス再起動するまで更新できなかった問題を修正し、ライセンス登録して 60 秒以内にライセンス情報が反映されるようにしました。
v3.1.3.0 (2018-08-08)
3.1.2.1 からの変更点は以下の通りです。Linux ネットブート連携の機能が加わりました。
コンソール
- CO-CONV Linux ネットブート系列を取り扱えるようになりました。
v3.1.2.1 (2018-04-13)
3.1.2.0 からの変更点は以下の通りです。いくつか重大な修正が含まれています。
コンソール
- 設定は PVS 7.17 以降に限る必要がありますが、更新作業中の端末が存在する系列の割り当て変更ができない制限を解除するオプションを追加しました。 (BUG 11024)
タスク処理
- ベース (系列のもっとも古いバージョン) を含むバージョン削除を行った場合に、マージ処理が正常に完了できずにキャンセルされる (ゴミ箱に戻される) ことがありましたが、正常に削除ができるように修正しました。 また、ベースを含み、かつ 10 バージョン削除処理において一時的に利用できない vhd ファイルを作ってしまい、バージョン削除が不具合により中断された際には、その 異常なファイルが残留してしまうという不具合も存在しましたが、一時的 にも vhd ファイルが異常な状態にならないように修正しました。(BUG 11042, BUG 11055)
- 「PVS Stream Service が pvp ファイルを開きっぱなしにしてしまうことでレプリケートが完了できなくなる問題」において、ファイルの存在するサーバーだけでなく、ほかのサーバーの PVS Stream Service が開いているケースの存在が確認されたため、このようなケースにも対処できるように修正しました。 (BUG 11037)
v3.1.2.0 (2018-03-20)
3.1.0.3 からの変更点は以下の通りです。CO-Booter UEFI 対応版が含まれるようになりました。
コンソール
- ストア追加の際の異常系の処理および復旧手順を改善しました。(BUG 10978, BUG 10979, BUG 10996) 設定ウィザード
- 未処理例外が発生した際に問題の報告を促すエラーダイアログを表示するようになりました。(BUG 10913)
タスク処理
- タスクのリトライ回数が大きくなった場合に、次のリトライが開始されないという不具合を修正しました。(BUG 11027)
CO-Booter UEFI
- CO-Booter UEFI 対応版がパッケージに含まれるようになりました。
CO-Booter BIOS
- CO-Booster が PVS 7.17 まで対応になりました。(BUG 11022)
v3.1.0.3 (2017-01-24)
3.1.0.2 から変更点は、以下の通りです。コンソールの表示の問題と設定ウィザードの動作に関する問題の修正が主です。
コンソール
- 画面画素数の小さい環境で CO-Store プロパティー編集画面の下部が切れて表示されてしまう問題を修正しました。 (BUG 10618)
- ReadCache 連携が有効なときに、コピー系列のファイル名を 28 文字で作ろうとした場合に警告を表示できていなかった問題を修正しました。なお、コピー系列作成処理の事前チェックにより処理は中断されるため、実際に 28 文字の系列が作成されることはありませんでした。 (BUG 10539)
- vhdx の消費容量合計が表示されるようになりました。(BUG 10838)
- サーバー数が 0 のライセンスを登録するとエラーとなってしまう問題を修正し、サーバー数が 0 で端末台数の追加のみのライセンスでも登録できるようにしました。(BUG 10859)
- プログレスダイアログを開いたままでいると CPU を消費し続ていた問題を修正し、処理完了時点で CPU 負荷が低下するようになりました。(BUG 10814)
設定ウィザード
- TFTP 用ファイル作成時、CO-Booter, CO-Booster の両方を利用する設定とした場合の DHCP 67 オプションに設定すべきファイル名が CO-Booster.bin と誤記されていたのを CO-Booter.bin に修正しました。(BUG 10657)
- 設定処理の完了後に実行されている、再利用用途の ini ファイルの出力においてエラーになることがあった問題を修正しました。CO-Booter を利用しない環境の更新作業時に発生する可能性がありました。(BUG 10858)
CO-StoreApi
- CO-Booter 利用時にブートメニューを表示せずに起動する ForceDisk オプションは、これまで更新用バージョンのみで 利用可能でしたが、通常バージョンも指定できるようになりました。(BUG 10843)
Handle.exe 対応
- Handle.exe 導入時に一回実行する必要があった手順を不要にしました。(BUG 10824)
- CO-Store コンソールのサーバー一覧において、Handle.exe が未導入のサーバーに警告が表示されるようになりました。(BUG 10822)
- 設定ウィザードで、Handle.exe の導入を促すようになりました。(BUG 10827)
v3.1.0.2 (2017-09-19)
3.1.0.1 から変更点は CO-Spray 連携機能を利用している場合にのみ影響するものです。
コンソール
- CO-Spray 利用系列の系列数・バージョン数が一定量を超えると、書き換え開始などの事前確認処理でエラーが発生してしまっていた問題を修正し、 系列数・バージョン数に上限なく処理できるようになりました。 (BUG 10791)
- レプリケート対象のファイル数が非常に多くなった場合に、サーバー間コピー (robocopy) の実行がコマンドライン引数の文字数制限により 実行できなくなることがある問題を修正し、対象とするファイル数に上限なくレプリケートできるようになりました。 (BUG 10799)
v3.1.0.1 (2017-09-07)
CO-Booter
- オフライン DB で動作している場合のログ出力が数百 MB になってしまうことがありましたが、最大でも数十 MB 以下の出力に抑えられるように改善されました。 (BUG 10131)
v3.1.0.0 (2017-08-31)
ライセンス
- ライセンス情報の保持の仕方が変更されました。(BUG 10699)
CO-Store 3.0 からのアップグレードでは、ライセンスを登録しなおす必要があります。
コンソール
- VHDX フォーマットのディスクを取り扱えるようになりました。(BUG 9544)
- PVS 7.12 以降、リモートサイトの端末に割り付けようとした 1 回目にエラーが出てしまっていましたが、適切に割り付け処理ができるように対処しました。(BUG 10424)
- 稼働中および割り付けの端末がゼロになる割り付け変更をすると、利用のなくなったリンクディスクを即座に削除してしまっていましたが、デフォルトで一週間残すようにしました。 (BUG 10381)
この修正は、端末がスリープになった場合など、PVS が稼働中の端末がいないと判断しているような状況において、利用中のディスクが誤って削除されることを避けることを目的としています。 - コンソールの各種ダイアログのウィンドウサイズなどが保存されるようになりました。(BUG 10288, BUG 10301)
- 共有フォルダが用意されていないサーバーに接続した場合でも、適切に情報を表示できるようにしました。(BUG 10410)
- タスクログ一覧の表示 UI が改善されました。タスクログの更新もログ表示画面で行えます。(BUG 10269, BUG 7050, BUG 10440)
- 最大化してもタスクバーが隠れてしまわないようになりました。(BUG 10452, BUG 10627)
- ライセンス一覧ダイアログにライセンスの内容を表示するようになりました。(BUG 9917)
- PVS コンソールが C ドライブ以外にインストールされていても、CO-Store コンソールから PVS コンソールを起動できるようになりました。(BUG 10185)
ログ回収
- CO-Booter の DB 情報の回収を行うようになりました。(BUG 9963)
- msinfo32 の情報を回収するようになりました。(BUG 10480)
タスク処理
- VHDX フォーマットのディスクのマージなどが実行できるようになりました。(BUG 9544)
- スレーブの Invalid フォルダにバックアップが存在してもタスクを止めないオプションを用意しました。(BUG 10357)
- VHD フォーマットのディスクのマージ処理にかかる時間が改善されました。(BUG 8221)
- サービス停止時に robocopy などの孫プロセスが残ってしまわないようになりました。(BUG 10206)
- PVS Stream Service が pvp ファイルを開きっぱなしにしてしまうことでレプリケートが完了できなくなる問題を回避できるようにしました。(BUG 10649)
詳細は 【文章番号17-020】PVS Stream Service が pvp ファイルを開いたままにしてしまう問題への対策について をご参照ください。 - ストア同期 (ファーム間同期) 処理を改善し、中間バージョン削除などができるようになりました。(BUG 10633, BUG 10634)
- レプリケート処理が同時に実行された場合の動作やログのメッセージを改善しました。(BUG 10397)
- タスク処理のリトライ間隔を改善し、また設定できるようにしました。(BUG 10336)
自動更新
- CO-StoreAgent のインストーラーができました。(BUG 10576)
- 同時に複数の自動更新を開始しても問題なく処理を実行できるようになりました。(BUG 10395)
インストーラー
- CO-Booter, CO-Booster はデフォルトでインストールするようになりました。(BUG 10145)
利用するかどうかの切替は CO-Store 設定ウィザードで設定するようになりました。 - CO-Store 2.5, 3.0 からのアップグレード時に設定ファイルのバックアップや差分の確認をする必要がなくなりました。(BUG 9896)
- サーバーのレジストリに SkipRIMSForPrivate: 1 を設定するようになりました。(BUG 10442)
これは更新用端末を起動した際に "No servers available" というメッセージが出てしまうことがある PVS の問題への対処です。
詳細は 【文章番号17-006】更新用のイメージで起動すると端末が "No servers available for disk" エラーで起動できない をご参照ください。 - 設定ウィザードをコマンドラインインターフェースで実行できるようになりました。(BUG 10217)
- CO-Booster が PVS 7.15 まで対応するようになりました。(BUG 10702)
既知の問題
- マスター上のファイルのみが変更されるような操作 (ディスクのマウント、ReadCache のフラグ設定、ディスクの WriteCache モードの変更 など) を実行する際には、CO-Store で「書き換え開始」もしくは「再書き換え開始」をして実行する必要があります。 (BUG 10299)
対処については 【文章番号17-025】CO-Store 環境で書き換え開始をせずに vDisk ファイルを書き換えるとタスクがリトライを繰り返してしまう をご参照ください。 - ストア情報が取得できていないサーバーに接続するとストア追加のダイアログが出てしまいます。 (BUG 10287)
- ゴミ箱と他のコントロールが重なってマウス操作できないことがあります。 (BUG 10272)
- ストア追加時に共有フォルダの準備ができていないサーバーがあるとストア追加できません。 (BUG 10170)