概要
CO-Store 5.0.0.6 1 をご利用であり、かつディスクファイルのタイプが vhdx である 2 場合、書き換え終了タスクもしくはバージョン削除タスクの終了後にディスク内の管理情報 (vhdx ヘッダ情報) が不適切な状態となってしまい、 結果として問題の発生したバージョンよりも後のバージョンすべてが利用できなくなってしまうことがあります。
ただし、ファイルのデータ自体は壊れていないため、後述する手順により修復は可能です。
CO-Store 5.0.0.6 をご利用の場合は、マスターサーバー上の CO-Store タスクキュー サービス を停止してから、 以下の確認や対策を実施してください。
詳細
書き換え終了タスクでは、ネットブート利用時に同時にサーバー上で開かれるファイル数が増えすぎないことを目的として、中間バージョンに対してマージ処理を行っています。 また、バージョン削除タスクにおいても、中間バージョンのマージ処理を行った上で削除を行っています。
CO-Store 5.0.0.6 では、これらの中間バージョンのマージ処理の際に、vhdx ファイルの管理情報 (vhdx ヘッダ情報) を不適切に更新してしまう不具合が発生してしまいます。
結果として、タスク処理完了後に問題の発生したバージョンよりも後のバージョンすべてが利用できなくなってしまうことがあります。
確認手順
- マスターサーバー上の CO-Store タスクキュー サービス を停止してください。
- 各ディスクの最新バージョンを端末に割り当て、最新バージョンを利用して端末が起動できるかどうかをご確認ください。
端末が起動できない場合
起動できない場合には、当該ディスクにおいて本問題が発生していると思われます。
お手数ですが、以下の手順で調査を行った結果を CO-CONV にお送りください。
(アップロード手順については 【文章番号17-005】CO-Store のログ回収手順 をご参照ください。)
VhdxInfo.exe をダウンロードしてください。(ファイルのリンクをクリックしてください。)
サーバー上で問題の発生したディスクすべてに対して実行した結果をファイルに出力してください。
- 例えば以下のような形で実行して、各 (a)vhdx ごとに 1 つずつファイルに出力してください。
※ 具体的にどのようなコマンド、ファイルパスで実行すべきか分からない場合には、 【文章番号17-005】CO-Store のログ回収手順 の手順で回収した情報をお送りください。折り返し実行すべきコマンドの一覧をお知らせいたします。
> VhdxInfo.exe D:\Store\DISKNAME.vhdx > DISKNAME.vhdx.txt > VhdxInfo.exe D:\Store\DISKNAME.1.avhdx > DISKNAME.1.avhdx.txt > VhdxInfo.exe D:\Store\DISKNAME.2.avhdx > DISKNAME.2.avhdx.txt ... ...
- 例えば以下のような形で実行して、各 (a)vhdx ごとに 1 つずつファイルに出力してください。
出力されたファイルを CO-CONV にご提供ください。
いただいた情報を CO-CONV で確認後、ディスクの修復手順をご案内します。
ディスクを修復後、最新バージョンで端末が起動できるようになったことを確認した上で、以下の手順に進んでください。
端末が起動できる場合
CO-Store 5.0.0.7 ( CO-Colors いか ダウンロード サイト ) にアップデートしてください。