概要

ReadCacheClient release を実行して、端末上のキャッシュパーティションが削除しても、同じ場所にキャッシュパーティションを作成すると、ReadCacheClient release を実行する前に存在していたキャッシュ データが利用されてしまうことがありました。

この問題は、readcache.sys 4.5.0.4 で修正されました。

詳細

ReadCache 4.5.0.0～4.5.0.2 では、キャッシュ パーティションの作成時に「パーティションの先頭に ReadCache が情報を管理するためのデータを書き込む」の処理に失敗することがありました ( 【文章番号14-004】パーティション作成ツールの実行に失敗することがある 参照)。

その結果、ReadCacheClient release でキャッシュ パーティションを削除したあとに、同じ場所にキャッシュ パーティションを作成すると、削除前のキャッシュの情報が消えずに残ることがありました。

そこで、 【文章番号14-004】パーティション作成ツールの実行に失敗することがある の修正に加えて、ReadCacheClient release の処理を次のように変更しました。

(修正前) キャッシュ パーティションを削除する
(修正後) キャッシュ パーティションを削除した後に、パーティションの先頭にある ReadCache の管理情報を初期化する

対策

readcache.sys を 4.5.0.4 以降に更新してください。

更新手順は【文章番号14-003】ReadCache ドライバー (readcache.sys) の更新手順を参照してください。