CO-Spray 5.0 の各バージョンごとの変更点を説明します。
バージョン 5.0.4.1 (2021/04/05)
初期デプロイ
- 端末名の入力時に、正しい端末名 (15文字以内、英数字ハイフンのみ) ではないときにエラーになるように修正しました。
以前のバージョンで正しくない端末名を入力すると、端末の起動時に CRETICAL_PROCESS_DIED のブルースクリーンになってしまっていました。 [SPRAY-86]
CO-Spray コンソール
- 端末の追加 時に、正しい端末名 (15文字以内、英数字ハイフンのみ) ではないときにエラーになるように修正しました。 [SPRAY-86]
- 正しくない端末名の端末が登録されていたときに、コンソールの起動時に警告を表示するようになりました。
CO-Spray クライアント
- 新バージョンの配信後、利用開始前の管理 OS の画面で端末の電源が停止されると、それ以後、端末がブルースクリーン (エラーコード VHD_BOOT_INITIALIZATION_FAILED) になってしまう不具合を修正しました。 [SPRAY-88]
- 端末で保持するバージョン数 の [マージ後のバージョン数] に
1
を設定した端末で、新バージョンを作成すると、管理 OS でエラーが表示されてしまう不具合を修正しました。 [SPRAY-81]
SprayManage
SprayManage Restore
コマンドを追加しました。SprayManage Restore
を実行すると、次回起動時には復元して起動するようになります。SprayManage Restore /n
を実行すると、次回起動時も現在の状態で起動するようになります。
バージョン 5.0.3.0 (2019/08/27)
初期デプロイ
- 初期デプロイに利用する端末の識別情報として、MAC アドレスの代わりに UUID を利用するようになりました。 [SPRAY-80]
初期デプロイを実施済みの端末で、再び初期デプロイを実施するとき、いままでは MAC アドレスを利用して端末名を自動入力していましたが、端末 UUID (固有 ID) を利用するように設定できるようになりました。
この機能を利用するには、StorageService.ini の DeployUseUuid を 1 に変更してください。
CO-Spray コンソール
- CO-Spray コンソールにおいて、[リロード] を実行しなくても、配信の進捗が自動で更新されるようになりました。 [SPRAY-35]
- CO-Spray コンソールのライセンス情報画面に [更新] ボタンを追加しました。 [SPRAY-74]
これにより、CO-CONV ライセンス サーバーから最新のライセンス情報を取得できるようになりました。 - CO-Spray コンソールのライセンス情報画面において、ライセンスの種類の表記を改善しました。 [SPRAY-73]
バージョン 5.0.2.4 (2019/03/20)
CO-Spray クライアント
- ローカルブート オプションの配信用ディスクで起動中に、外付け USB ディスクに対して内蔵ディスク用のドライブレターが割り当たってしまったときに、外付け USB ディスクに対して CO-Spray モジュールやディスク イメージを書き込んでしまう不具合を修正しました。 [SPRAY-66]
CO-Spray サーバー
- サーバーがクライアントからの接続に応答しなくなる不具合に対処しました。また、このような不具合が起きたときに、サービスが停止しなくなる現象に対処しました。 [SPRAY-72]
初期デプロイ
- 複数のディスクがある環境には初期デプロイできませんでしたが、利用するディスクを選択して初期デプロイできるようになりました。CO-Spray サーバーモジュールを置き換えることで、修正が適用されます (デプロイ ツールの置き換えや、初期デプロイ用イメージの作成しなおしは不要です)。 [SPRAY-67]
その他
- インストーラーの使用許諾契約書を 2019 年 2 月 26 日改訂版に更新しました。
バージョン 5.0.2.2 (2019/02/22)
CO-Spray クライアント
- 複数のバージョンをまとめて配信している途中に端末が再起動されると、配信が完了したバージョンのディスク イメージが削除されることがある不具合を修正しました。 [SPRAY-70]
CO-Spray コンソール
- ディスクのプロパティーにおいて、端末で保持するバージョン数の [バージョンの最大数] に 1 を設定すると意図しない挙動になることがあるため、2 以上の値しか設定できないようになりました。 [SPRAY-71]
- 端末が雛形機になっているときに、端末のプロパティーの [ディスク] タブにおいて [変更] ボタンが表示されないことがあった不具合を修正しました。 [SPRAY-64]
- 配信ポリシーのプロパティの [配信] タブにおいて、メッセージがはみ出して表示されることがあった不具合を修正しました。 [SPRAY-65]
バージョン 5.0.2.1 (2018/11/19)
- CO-Spray コンソールの画面左側、ツリーの一番上部のノードのアイコンを変更しました。 [SPRAY-49]
- インストーラーの EULA を更新しました。 [SPRAY-38]
バージョン 5.0.2.0 (2018/10/31)
CO-Spray サーバー
- サーバーモジュールを更新したときに、クライアントの最新モジュールが自動的に端末に対して配られるようになりました。(C:\ProgramData\CO-CONV\CO-Spray\updater フォルダーに最新のクライアントモジュールが配置されるようになりました) [SPRAY-49]
- CO-Spray コンソールがスタートメニューに追加されました。 [SPRAY-38]
CO-Spray コンソール
- UAC が有効な環境においては、起動時に昇格の要求を表示するようになりました。 [SPRAY-52]
- 配信ポリシーのプロパティーにおいて、対象アドレスを編集するインターフェースを改善しました。 [SPRAY-11, SPRAY-48]
- グループや端末のプロパティーにおいて、ディスクの設定表示を改善しました。 [SPRAY-45, SPRAY-46]
- 配信ポリシーの端末一覧で「移動」や「削除」を実施できてしまっていた不具合を修正しました。 [SPRAY-44]
CO-Spray クライアント
- スナップショット機能を削除しました。 [SPRAY-47]
初期デプロイ
- スタートメニューに CO-Spray デプロイ イメージ作成ツールを追加しました。 [SPRAY-43]
- 初期デプロイ時に、サーバーに接続できないときに HDD の初期化処理を実施してしまう不具合を修正しました。 [SPRAY-54]
- 初期デプロイ用の USB において、ルートフォルダーに spray.ini がある場合は、その設定ファイルを利用するようになりました。 [SPRAY-50]
- インストール先のファイル構成を改善しました。 [SPRAY-37]
- デプロイ イメージの配置場所を Program Files の下から C:\ProgramData\CO-Spray\deploy に変更しました。 [SPRAY-55]
- 初期デプロイの初回起動時の動作ログを端末側に保存するようにしました。 [SPRAY-42]
- Windows ADK のバージョン確認処理をログに出力するようになりました。 [SPRAY-41]
- 制御サーバーのアドレスを IP アドレスだけでなく、ホスト名や FQDN で指定できるようになりました。 [SPRAY-51]
バージョン 5.0.1.1 (2018/09/07)
- 初期デプロイ時に必ずホスト名を入力させるような設定項目 DeployForceEnterHostName を StorageService.ini に追加しました。USB の有線 LAN アダプターを利用して初期デプロイするときに設定すると便利です。 [SPRAY-36]
バージョン 5.0.1.0 (2018/09/04)
- CO-Spray コンソールで配信の有効・無効状態をアイコンで表示するようになりました。また、右クリックから配信の有効・無効を切り替えられるようになりました。 [SPRAY-25]
- CO-Spray コンソールで、グループのディスク設定を上書きしている端末はアイコンで判別できるようになりました。 [SPRAY-32]
- CO-Spray コンソールでライセンス情報が読み取れていないときに [ライセンス情報] を表示するとエラーになる不具合を修正しました。 [SPRAY-33]
- PVS のローカルブート機能において、PVS 起動するたびにジョブ実行のエラーが表示され続けることがある不具合を修正しました。 [SPRAY-29]
- デフォルトの StorageService.ini に記述されているコメントを改善しました。
バージョン 5.0.0.1 (2018/08/02)
- CO-Spray コンソールにおいて、配信ポリシーのプロパティーで [配信元] の設定が保存されない不具合を修正しました。 [SPRAY-26]
- CO-Spray コンソールにおいて、配信ポリシーのプロパティーで配信方式を表す設定のラベルを [ポリシー] から [配信方式] に名前変更しました。 [SPRAY-27]
バージョン 5.0.0.0 (2018/07/31)
配信機能に関する改善
- マルチキャスト配信に対応しました。 [BUG 8993]
- ブロードキャスト配信で連長圧縮を利用できるようになりました。 [BUG 9170]
- 階層型ユニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャストを利用するときに、配信元の端末を指定できるようになりました。 [SPRAY-1]
- 用語を変更しました (ネットワーク→配信ポリシー、グループ内ユニキャスト→階層型ユニキャスト) [SPRAY-18, SPRAY-19]
- 配信ポリシーの対象となる端末をサブネットワークに限定せずに指定できるようになりました。 [SPRAY-2]
CO-Spray コンソールの改善
- コンソールからイメージの分岐ができるようになりました。 [SPRAY-4]
- 雛形端末がアイコンで見分けがつきやすくなりました。 [BUG 9246]
- ディスクのインポートで [インポート方法] に [コピー] を利用できるようになりました。 [BUG 8768]
- 端末上に保持する最小のバージョン数を指定できるようになりました。 [BUG 9287]
- 端末をまとめて登録できるようになりました。 [BUG 9296]
- 新しいライセンス機構に対応しました。また、ライセンス情報を表示できるようになりました。 [SPRAY-16]
- 表示位置やサイズが保持されるようになりました。 [BUG 11089, BUG 11088]
- アイコンが新しくなりました。 [SPRAY-23]
端末側の修正
- Active Directory 環境において、配信後に一度起動することなく、新しいディスクイメージを利用できるようになりました。 [SPRAY-3]
- 端末側においてディスクイメージを配信する必要があるか判定するための SprayManage CheckDelivery コマンドを追加しました。 [SPRAY-5]
- 新バージョンの配信が終わった際に、「30秒後に再起動する」メッセージの秒数を spray.ini の RebootTimeoutSeconds でカスタマイズできるようになりました。 [BUG 9302]
- 新バージョンの利用開始時の再起動を利用者がキャンセルできるようにした BUG 8450 端末利用開始時に起動したとき、ログオン画面で利用できない旨を表示するメッセージが早い段階で表示されるようになりました。 [BUG 9338]
- 端末側で新バージョン作成時にコメントを入力するかを選べるようになりました。 [BUG 9301]
- 端末側の CO-Spray.exe のユーザーインターフェースがシンプルになりました。 [BUG 9283]
- アイコンが新しくなりました。 [SPRAY-23]