4.3. 端末

CO-Spray で管理している端末は、いずれかの 端末グループ に所属します。 未登録の端末が CO-Spray サーバーに接続してきたときには、端末は (未設定のグループ) に所属します。

4.3.1. 端末一覧

ツリービューで個別の 端末グループ を選択すると、右側のリストビューに所属する端末の一覧が表示されます。 また、個別の 配信ポリシー を選択すると、右側のリストビューにポリシーが適用される端末の一覧が表示されます。

F5 キーを押すか、メニューから [表示] > [更新] を選択すると、最新の情報に更新します。

端末一覧で表示されているカラムは次の通りです。

4.3.1.1. カラム

カラム名 説明
名前 端末のホスト名。左側のアイコンについては、アイコン を参照してください。
現在のディスク 起動中のディスク名・バージョン番号。 CO-Spray のディスクで起動したときに最新状態に更新されます。
保有するディスク 端末内に保存されているディスクおよびバージョン番号。 一部分しか保有していない場合は、その割合も表示します。
配信状況 配信を実施している場合には、どのような方式でどの程度まで処理が完了したかが表示されます。
空き容量 端末の内蔵ディスクの空き容量。
IP アドレス 端末の IP アドレス。
バージョン 端末内の SprayLibrary.dll のバージョン番号。

4.3.1.2. アイコン

端末名の左側のアイコンは次のような状態を表します。

画面の色:水色の端末は電源起動中、灰色の端末はシャットダウン状態を表します。 端末が電源起動しているかどうかは、CO-Spray クライアントから通信があるかどうかで判断しています。
右上の赤い四角:端末が雛形機のときには、アイコンの右上に赤い四角が表示されます。
右上の青い四角:端末がディスクの設定を個別に指定されているときには、アイコンの右上に青い四角が表示されます。 雛形機のときには、赤いアイコンの表示が優先されます。

4.3.1.3. コンテキスト メニュー

端末を右クリックすると、次のようなメニューが表示されます。

メニュー 説明
[プロパティー] 選択した端末のプロパティーを表示します。 詳しくは 端末のプロパティー を参照してください。
[起動] 選択した端末を起動します。 詳しくは 端末の起動 を参照してください。
[Active Directory コンピューター アカウントのパスワード リセット] 選択した端末の Active Directory コンピューター アカウントのパスワードを初期化します。 StorageService.ini において ManageMachineAccountPassword が有効に設定されているときだけ表示されます。 詳しくは Active Directory マシンアカウントの同期処理 をご覧ください。
[削除] 選択した端末を削除します。 詳しくは 端末の削除 を参照してください。

4.3.2. 端末の追加

あらかじめ端末を CO-Spray コンソール上に登録するには、メニューから [ファイル] > [新規端末作成] を選択するか、 ツリー上の個別の端末グループを右クリックして [新しい端末の作成] を選択します。

設定できる項目は次の通りです。

端末名 (必須)
端末のホスト名を指定します。 既存の端末と重複する名前を指定することはできません。 (大文字・小文字は区別されません)
MAC アドレス (省略可)
端末の MAC アドレスを指定します。 MAC アドレスは初期デプロイ時および 端末の起動 に利用します。

[OK] ボタンを押すと、端末が作成されます。

4.3.3. 端末の削除

利用しなくなった端末の情報は削除できます。

端末一覧 から端末を選択して、Del キーを押すか、メニューから [編集] > [削除] を選択します。 複数の端末を選択すると、同時に複数の端末を削除できます。

メモ

端末の削除は、存在しなくなった端末に対してのみ実施してください。 端末がまだ存在している場合には、端末がサーバーに接続してきた段階で (未設定のグループ) に自動的に端末が登録されます。

4.3.4. 端末のインポート

メニューから [ファイル] > [端末のインポート] を選択すると、端末のインポート画面が表示されます。

../_images/host-import.png

この機能を利用すると、複数の端末の情報をまとめて CO-Spray コンソールに登録できます。

[パス]:

インポートする端末の情報を記述した CSV ファイルのパスを指定します。

  • CSV ファイルは端末名と MAC アドレスをカンマで区切って記述します。
  • MAC アドレスは省略できます。
  • 先頭が # で始まる行は無視されます。

CSV ファイルの例:

# コメント行
PC0001,00:99:27:AA:BB:CC
PC0002,00:99:27:DD:EE:FF
PC0003,
[参照] ボタン:

ファイルの選択ダイアログを表示して CSV ファイルのパスを指定します。

[インポート] ボタン:

端末の情報をインポートします。

[キャンセル] ボタン:

インポート処理は実施しません。

4.3.5. 端末の起動

リストビューから端末を選択して、右クリックから [起動] を選択すると端末を起動します。 複数の端末を選択すると、同時に複数の端末を起動できます。

端末の起動は、ディレクティッド ブロードキャストで Wake on LAN パケット を UDP で 9 番ポートに対して送信することで実現しています。

次のようなケースに該当する場合は、端末の起動に失敗します。

  • 端末が CO-Spray サーバーに一度も接続していない (端末の IP アドレスとサブネットマスクが不明なため)
  • ネットワークの設定によりディレクティッド ブロードキャストが無効に設定されている
  • 端末の電源が強制的に切断された
  • BIOS の設定などにより、Wake on LAN が無効に設定されている

4.3.6. 端末のプロパティー

リストビューから端末をダブルクリックするか、メニューから [表示] > [プロパティー] を選択すると、端末のプロパティーが表示されます。

変更を行ったあと、プロパティーの [OK] ボタンを押すと設定結果は反映されます。[キャンセル] ボタンを押すと、設定内容は破棄されます。

4.3.6.1. 全般タブ

../_images/host-property-general.png

端末名、端末の状態が表示されます。端末名はあとから変更することはできません。

4.3.6.2. ディスク タブ

../_images/host-property-disk.png

端末に対して割り当てられているディスクの情報が表示されます。

[グループのディスク設定を利用する]

チェックされているときには、所属する 端末グループ のディスクの設定をそのまま利用します。

チェックされていないときには、[変更] ボタンや [利用する] ボタンを押して、ディスクの設定を端末ごとに変更することができます。 [変更] ボタンを押したときの設定内容については、ディスクのプロパティー をご覧ください。

チェックされていない端末は、端末一覧のアイコンで右上に青い四角マークが表示されます。

雛形かどうか
一番下には端末が雛形機になっているかどうかが表示されます。 [変更] リンクを押すと、端末を雛形機に設定したり、雛形機から解除したりできます。

4.3.6.3. デプロイ タブ

../_images/host-property-deploy.png

初期デプロイ時のホスト名の自動設定機能に関する情報が表示されます。

表示されるメッセージは StorageService.iniDeployForceEnterHostNameDeployUseUuid の値によって変わります。

メモ

CO-Spray 5.0.2 以前では、端末 UUID を利用できないため、MAC アドレスのみが表示されます。