1.6. 用語集¶
端末
ユーザが利用するための Windows や Linux 等のOSを動かすための環境のこと。 物理的な PC を用いるの場合がほとんどだが、仮想サーバ上の仮想PC を端末として用いる場合もある。
ディスクイメージ
端末が利用する Cドライブに含まれる情報を、1つのファイルにまとめたもの。
詳細については、ディスクイメージについて をご参照ください。
イメージ割り当て
端末とディスクイメージとを紐づけること。1つのディスクイメージに複数の端末を紐づけることで、複数の端末を同じ環境に統一できます。
逆に、1台の端末に複数のディスクイメージを紐づけることもできます。
詳細については、ディスクイメージの割り当て をご参照ください。
ブートメニュー
複数のディスクイメージが割り当てられた端末を起動したときに、端末をどのディスクで起動するかを選択するために表示される画面のこと。
詳細については、ブートメニューとは をご参照ください。
内蔵ディスク
端末に物理的に接続されたディスクドライブ(SSD や HDD)のこと。通常は端末に内蔵されます。
ローカルブート
プレインストールされた Windows など、端末内蔵ディスクにインストールされた環境から起動すること。
ネットワークブート
端末に接続されたネットワーク(通常は有線LAN)を通じてサーバと通信し、サーバ上にあるディスクイメージを用いて端末を起動すること。 ネットブートと略して呼ばれることも多い。
起動ディスク
端末が起動する際に用いているディスクドライブのこと。ローカルブートの際には端末の内蔵ディスク内に起動ディスクがあり、ネットワークブートの際にはサーバ上のディスクイメージが起動ディスクとなる。
ほたてサーバ
端末からの要求に応じてディスクイメージを読み書きする機能を提供するサーバのこと。 複数台のほたてサーバを設置することで冗長構成となります。
マスターサーバ
複数のほたてサーバのうち、ディスクイメージを更新する際に最初にディスクイメージのデータが更新されるサーバのこと。 マスターサーバ上で更新されたディスクイメージは、更新作業後に他のほたてサーバへと同期されます。
読み込みキャッシュ
ネットワークブートにおいては、端末が起動ディスクに対して読み書きをすると、その要求がほたてサーバに送られます。 この際にほたてサーバやネットワークに負荷をかけてしまうことで、端末の動作が遅くなる場合があります。 この問題を避けるために、「ほたてサーバから一度読み込んだデータは端末内に貯めておき、同じデータを再度サーバから読み込まないようにするために溜め込まれたデータ」のことを読み込みキャッシュといいます。
書き込みキャッシュ
ネットワークブートにおいては、サーバ上にある1つのディスクイメージを複数の端末で同時に利用することがあります。 このとき、端末が起動ディスクに対して書き込みをしたときにサーバ上のディスクイメージを書き換えてしまうと、他の端末の動作に影響を及ぼしてしまいます。 この問題を避けるために、「端末が起動ディスクに書き込んだときに、実際にディスクイメージを書き換えるのではなく、書き込まれたデータを端末内ないしサーバ上に貯めておくこと技術やそのデータ」のことを書き込みキャッシュといいます。
ひな形イメージ
ネットブート環境を構築する際に最初に作成するディスクイメージのこと。 ネットブート環境ではまずひな形イメージを作成し、その後はひな形イメージを繰り返し更新することで端末の環境を更新することになります。 一般には、端末の機種ごとにひな形イメージを作成します。
ひな形端末
ひな形イメージを作成するのに使用する端末を指します。ひな形イメージを作成する端末は、本番環境で使用する端末と同一機種のものを使用する必要があります。