3.4.6. ストレージのディスク容量が不足しそうになった場合¶
ストレージサーバーのディスクの空き容量が不足しそうになったら、CleanUpStore を使用して不要なディスクの削除や、中間バージョンのマージなどを行ってください。
以下の作業は、HotateAdmin.exe コマンドを実行でき、マスターストアパスや他のストアパスにアクセスできる任意のサーバ上で実施できます。サーバが複数ある場合においても、いずれか1箇所で実施すれば良く、複数のサーバ上で実施する必要はありません。
使用していない vhdx ファイルの削除¶
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記コマンドを実行します。
> HotateAdmin.exe CleanUpStore /NoMerge /s ストアパス[ストアパス] には、対象のストアパスを指定して実行してください。 /s オプションを省略して実行した場合には、マスターストアパスが対象となります。
メモ
ストアパス、マスターストアパスの説明については 用語説明 を参照してください。
- bak フォルダーに移動された「不要な vhdx ファイル」を削除します。
- ストアパスが複数ある場合には、それぞれのストアパスに対して 1. と 2. の操作を行ってください。
メモ
CleanUpStore /noMerge コマンドにより移動・削除の対象となるのは、下記のいずれかの条件にあったファイルです。
ディスクイメージの更新中断(キャンセル)により残された vhdx ファイル
(2023年8月版以降では更新をキャンセルした vhdx ファイルは自動的に削除されます)
最新バージョンの削除の操作により使用されなくなった vhdx ファイル
ディスク(全てのバージョン含む)を削除したことにより使用されなくなった vhdx ファイル
中間バージョンのマージ処理によって参照されなくなった vhdx ファイル
コンソールに未登録のほたて形式のファイル名の vhdx ファイル (GUID__GUID__数字.vhdx)
作成後 30 日以上更新されていない server write cache ファイル (GUID.vhdx)
利用していないディスクイメージの削除¶
利用していないディスクイメージがある場合には削除を検討してください。
但し、複数のディスクイメージの複製元になっているディスクイメージは削除すべきではありません。
注意
複製元のディスクを削除した場合、マージ処理によって複製先のディスクのそれぞれのためにマージしたディスクが作成されます。 削除前よりもストレージの容量をより多く消費してしまう可能性があります。
ディスクイメージを削除する手順¶
- ほたてコンソールでディスクイメージを削除します。
- 削除により不要なディスクとなったファイルを削除します。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、下記コマンドを実行してください。
> cd C:\Program Files\CO-CONV\HotateBoot\Server\Tools > HotateAdmin.exe CleanUpStore /NoMerge /s ストアパス[ストアパス] には、対象のストアパスを指定して実行してください。 /s オプションを省略して実行した場合には、マスターストアパスが対象となります。
- bak フォルダーに移動された「不要な vhdx ファイル」を削除します。
- ストアパスが複数ある場合には、それぞれのストアパスに対して 2. と 3. の操作を行ってください。
今後利用する予定のないバージョンの削除¶
ディスクイメージのバージョン一覧から、利用することがないバージョンを削除して中間バージョンのマージをします。 中間バージョンのマージによって不要になった vhdx ファイルを削除して空き容量を増やします。
手順については VHDX ファイルのマージと削除 をご参照ください。