5. CO-Booter (UEFI 版) 導入手順

5.1. TFTP サーバー

  1. 以下のいずれかから CO-Booter モジュールを取得する
  1. 全てのモジュールを、TFTP サーバーのルートフォルダ内にコピーする
  • 以下のようなファイル配置になります。
    • [file] CO-Booter.efi ・・・ ブートローダー
    • [file] CO-BooterEFI.ini ・・・ 設定ファイル
    • [file] CO-BooterMenu.efi ・・・ メニュー表示機能ブートローダー
    • [file] CO-BooterMenu.ini ・・・ メニュー表示機能設定ファイル
    • [file] CO-BooterPvsCache.efi ・・・ Stage 1 キャッシュ機能ブートローダー
    • [file] License.txt ・・・ ライセンス情報
    • [dir] images ・・・ サンプル画像
    • [dir] UdpLogViewer ・・・ CO-Booter UEFI のログを確認するためのツール。
  1. 設定ファイルを修正する
  • [CO-BooterEFI.ini の設定]
    設定の詳細は、CO-BooterEFI.ini 内の各コメントを参照してください。
    ※ デフォルト値から修正する必要はありません。
  • [CO-BooterMenu.ini の設定]
    設定の詳細は、CO-BooterMenu.ini 内の各コメントを参照してください。
    ※ 必要となる主な変更箇所は「ブートメニューの項目の設定」の項です。
  • [設定ファイルの優先順位]
    MAC アドレスによって、端末ごとに設定ファイルを変更することができます。
    次の優先順位で設定ファイルを探します。CO-BooterMenu.ini も同様です。
    1. CO-BooterEFI.DEADBEEF00FF.ini
    2. CO-BooterEFI.DEADBE.ini
    3. CO-BooterEFI.ini

メニューへの画像の割り当て

メニューへの画像の割り当てには、TitleConfigEditor.exe というツールを使用します。

TitleConfigEditor.exe による設定方法は、「CO-Booter 2.5 利用者マニュアル」の P.10 「4. TitleConfigEditor.exe」をご参照ください。

5.2. DHCP サーバー

※ 以下の説明は、端末は UEFI モードで起動することを前提としています。

スコープオプションには、以下の 4 つの設定が必要となります。

  • Option 6 - DNS サーバーの IP アドレス
  • Option 17 - PVS サーバーの DNS 名、プロトコル識別子、ポート番号
  • Option 66 - TFTP サーバーの IP アドレス
  • Option 67 - ブートローダファイル名

Option 17 の設定について

スコープオプションのうち、Option 17 には、端末が起動時に接続する PVS サーバーを設定します。 設定する方法は、「IP アドレス」「DNS 名」の 2 つの方法がありますが、複数台のネットブートサーバー環境においては、 DNS 名による設定が必須となります。 なお、この DNS 名は全ての CO-Booter サーバーの IP アドレスを A レコードとして返すように設定されている必要があります。 その為、DNS サーバーにおいて、新たに DNS 名を作成し、その DNS 名に対して各 CO-Booter サーバーの IP アドレス指定した 複数の A レコードを登録するという設定が必要となります。

Option 17 設定例

※ 新規に追加した DNS 名が netboot の場合

pvs:[netboot]:17:16910

5.3. ネットブート端末

端末のセキュアブートは無効にしてください。

5.4. CO-Booter メニュー画像作成について

CO-Booter UEFI 版で使用できる画像について解説します。

利用できる画像形式

画像フォーマット bmp, png 形式に対応
色数 (深さ) 8 bit, 16bit, 24 bit に対応

※ 転送サイズを削減するために、PNG形式を推奨します。

背景画像について

  • 画素数 800x600 もしくは 640x480 で作成してください。

メニュー画像について

メニューとは、端末に割り当てたディスク等に対応する項目のことです。

  • サイズは背景内に収まるように調整してください。
  • メニューそれぞれに対して、画像を設定することができます。1 つのメニューに対して、「選択状態」と「非選択状態」とを作るようにしてください。
  • 画像を設定しない場合は、テキストで表示されます。

メモ

メニューが 2 種類しかない場合、デザインをうまく作らないとどちらを選択してるのかわからなくなりがちです (選択/非選択の違いが色を変えるだけの場合など)。 このような場合、例えばメニュー画像の中に選択状態を示す矢印を含める といった工夫をすると効果的です。

なお、背景画像の上にメニュー画像(イメージ名など)が被さるようになりますので、 背景画像とメニュー画像の色が一致するようにデザインすると、見栄えがよくなります。

※ モジュールにはサンプルの画像が含まれていますので、そちらも参考にしてください。