4. CO-Store サーバー導入手順

 すべての PVS サーバーに以下の手順で CO-Store サーバー を導入してください。  「マスターサーバー」「スレーブサーバー」「追加サーバー」三者の役割による導入手順の違いはありません。この作業はすべての PVS サーバー上で行う必要があります。

Active Directory
各 PVS サーバーは同一のドメインに所属している必要があります。
また、PVS と同一のユーザー権限(ドメインユーザー)でインストールする必要があります。
SQL Server
PVS で利用しているインスタンスに CO-Store で利用する DB を作成します。

4.1. CO-Store サーバーのインストール

※ PVS 環境の構築および CO-CONV ライセンス サーバー環境の構築 (インストールとシリアルキーの登録) は CO-Store サーバーのインストールを行う前に完了させておいてください。

 CO-Store サーバーのインストールは、次の手順で行ってください。

  1. CO-StoreServer.msi を実行し、インストールする

    [使用許諾契約書] に同意の上で [インストール] を実行してください。

  2. インストールを完了して、設定ウィザードを起動する

    [設定ウィザード]を起動するにチェックが入っていることを確認し、[完了]をクリックしてください。(設定ウィザードによる構成作業はすべての PVS サーバー上で実施する必要があります)

4.2. 設定ウィザードの実行

 インストールが完了すると設定ウィザードが実行されるので(管理者権限が要求されます)必要な設定を行います。この作業はそれぞれの PVS サーバー上で行う必要があります。

  1. CO-Store 設定ウィザード
[次へ] をクリックしてください。
  1. 利用する機能の選択

利用する機能を選択して [次へ] をクリックしてください。

  • CO-Booter サーバー - 端末起動時のブートメニューを美しく表示できるようになります (カスタマイズ可能)。 - CO-Store の「自動更新機能」を利用できるようになります。 - 「同時起動数制限機能」を利用できるようになります。
  1. データベース インスタンス設定
CO-Storeが利用するデータベースサーバーとインスタンス名を指定してください。 (特に理由のない限りは、 PVS で利用しているものと同一にしてください。) SQL サーバーの設定において SQL Browser サービスを有効にしている場合には、 [参照]をクリックすることで設定情報を取得することも出来ます。
  1. データベース設定

[データベース名(D)] には CO-Store が利用するデータベース名を指定してください。存在しない場合には新規に作成されます。 [CO-Booter のデータベース名(B)]、[PVS サーバーのデータベース名(P)] は CO-Booter モジュール選択時のみ設定が必要です。 すべての PVS サーバーにおいて同一のデータベース名を設定してください。

PVS のデータベース名はデフォルトでは ProvisioningServices となっています。

  1. ライセンスサーバーの設定
導入した CO-CONV ライセンスサーバーを指定してください。
  1. Sysinternals Handle.exe の導入
Sysinternals Handle を入手して、 所定の場所 (デフォルトでは C:ProgramDataCO-CONVCO-StoreTools) に配置してください。 (handle.exe, handle64.exe の両方を配置してください。)
  1. ユーザーアカウント(サービスの実行アカウント)の設定
CO-Store のサービスを動作させるアカウントを設定します。 PVS Stream Service、 PVS Soap Server のログオン アカウントの情報が画面に表示されるので、 このアカウントのパスワードを入力してください。原則として、アカウント名は変更しないでください。
  1. CO-Storeが利用するポート番号の設定
CO-Store サーバー と CO-Store コンソールとの通信に利用する[ポート番号]を設定します。 通常はデフォルトの 54321 のままで変更する必要はありません。
  1. CO-Booter 設定
CO-Booter オプションを選択した場合のみ設定が必要です。
PVS サーバー(P) ]には 、CO-BooterServer がディスク情報を取得するために接続する PVS サーバーの IP アドレスとポート番号を指定します。通常は、サーバー自身の IP アドレスと、ポート番号として 6910 を指定します。
CO-Booter サーバー(B) ]にはCO-BooterServer が PVS ブートストラップからの接続を待ち受けする IP アドレスとポート番号を指定します。通常は、サーバー自身の IP アドレスと、ポート番号として 16910 を指定します。
  1. 設定確認

設定内容の確認をしてください。[完了 (F)]をクリックすると、設定変更やサービス起動などの処理が行われます。

注意)[PVS サーバーのアドレス][CO-Booter サーバーのアドレス]以外の設定項目は、構築するすべてのサーバーにおいて同一である必要があります。
  1. 設定完了
完了処理で実行された処理(設定変更やサービス起動など)が表示されます。内容を確認して[完了]をクリックしてください。

以上で、CO-Store サーバー のインストール・設定作業は完了です。