5. 配置されるファイルの説明

5.1. PVSregister サーバ側設定ファイル群

■ 設定ファイルの説明

C:\Program Files\CO-CONV\PVSregister\server\
  • PVSregisterServer.exe
    PVSregister サーバのプログラム
  • PVSregisterServer.exe.config
    PVSregister サーバと出力するログファイルの設定
  • log4net.dll
    ログファイル取得用ライブラリ
C:\ProgramData\CO-CONV\PVSregister\
  • HostInfoSelection.txt

    ホスト名などの端末側情報から、端末構成情報ファイルへの対応付けを記述する設定ファイル

  • HostInfo\

    端末構成情報を要求するリクエストを受け付けた場合に返されるデフォルトの端末構成情報ファイルを置くためのフォルダ

    • default.xml
      端末構成情報ファイルのサンプル ※このファイルを参考に、端末のパーティション構成や PVS 登録を行うサーバの情報などを記述するファイルを作り、同じフォルダに配置してください
  • scripts\regist\dhcp

    DHCP 登録に関するスクリプト群

    • servers.txt
      複数の DHCP サーバを用いる場合は、一括で登録したい DHCP サーバーのグループをカンマ区切りで 1 グループを 1 行に書いてください

5.2. PVSregister サーバ側設定ファイル群2

■ 端末構成情報を取得するためのスクリプト

C:\ProgramData\CO-CONV\PVSregister\server\scripts\

  • hostinfo\

    • hostinfo.ps1

      端末側から送られてくるホスト名などの情報を元に、HostInfoSelection.txt の中から該当する記述を探し出し、利用するべき「端末構成情報ファイル」を選択するためのスクリプト

■ DHCP および PVS への登録に利用するスクリプト

C:\ProgramData\CO-CONV\PVSregister\server\scripts\

  • regist\

    • dhcp\

      • dhcp.ps1

        端末側から送られてくるホスト名などの情報と端末構成情報ファイルとを引数に、DHCP(Windows Server 上)に登録・変更を行うためのスクリプト

      • dhcp_ssh.ps1

        DHCP サーバへ SSH による接続を行うためのサンプルスクリプト
        ※DHCP サーバの実際の設定変更を行うスクリプトは本製品に付属しません
    • pvs\

      • pvs.ps1

        端末側から送られてくるホスト名などの情報と端末構成情報ファイルとを引数に、PVS に登録・変更を行うためのスクリプト

■ スクリプトが利用するライブラリファイル

C:\ProgramData\CO-CONV\PVSregister\server\scripts\

  • README.txt

    もしscripts 以下を編集したい場合はここを読んでから編集してください

  • lib\

    • common.ps1

      XML ファイルを解釈して必要な要素を取り出したり、ログのファイルへの出力を行う処理を含めたライブラリ

■ 端末側から受信したデータを保存する一時フォルダ

C:\ProgramData\CO-CONV\PVSregister\server\

  • received\

    端末側から受信したデータを保存するための一時フォルダ
    データはXML 形式のファイルで保存され、このファイルがスクリプトに渡されて登録処理などが行われる
    PVSregister.exe.config の設定を変更すると、受信したデータを削除しないようにも設定できる
    (deleteTempFile 参照)

■ ログ

C:\ProgramData\CO-CONV\PVSregister\

logs

ログファイルが出力されるフォルダ

5.3. TFTP サーバ側設定ファイル群

C:\Program Files\CO-CONV\PVSregister\tftpboot\ ディレクトリには以下のファイルが含まれます。

  • BOOTX64.efi

    TFTP から最初に読み込まれるブートローダ

  • grubx64.efi

    ブートメニュー

  • grub.cfg

    ブートメニューの設定ファイル

  • PVSREGvmlinuz64

    PVSregister を動作させるための Linux カーネル(署名あり)

  • PVSREGvmlinuz64_unsigned

    PVSregister を動作させるための Linux カーネル(署名なし)

  • PVSREGinitrd.gz

    PVSregister を動作させるための Linux initrd

  • PVSREGbinary_BIOS.tcz

    本製品 PVSregister の端末側プログラム本体(BIOS 端末用)

  • PVSREGbinary_UEFI.tcz

    本製品 PVSregister の端末側プログラム本体(UEFI 端末用)

  • PVSREGconfig.txt

    PVSregister の基本設定ファイル
    (サーバのアドレス及びデフォルトのホスト名の設定に利用)
  • PVSREGloader.0

    PVSregister のローダ
    (PXELinux をベースに設定ファイルパスを改変しています)
  • PVSREGloader.cfg

    PVSregister ローダが利用する設定ファイル

  • PVSREGsyslog.conf

    PVSregister を動作させるための Linux が用いる、syslog.conf (配置しないことも可能です)

  • PVSREGldlinux.c32

    PVSregister を動作させるための Linux ldlinux.c32

なお、これらのフォルダには GPL ライセンスをベースとしたプログラムがあります。GPL の契約に基づくライセンスステートメントは PVSregister\doc\patch_gpl\note.txt に記述されています。