8. スクリプトファイルの設定項目と詳細な解説

PVSregister サーバーがリクエストを受けた際に実行するファイルは

  • 端末設定情報ファイル取得:

    scripts\hostinfo\hostinfo.ps1

  • PVS 登録:

    scripts\regist\pvs\pvs.ps1

  • DHCP 登録:

    scripts\regist\dhcp\dhcp.ps1

の 3 つです。以下にそれぞれの処理内容と必要な設定について記します。

基本的には設定等は不要ですが、コマンドの動作について編集したい場合は、\scripts\README.txt を参照してください。また、各スクリプトのログは C:\ProgramData\CO-CONV\PVSregister\logs に出力されます。

8.1. 端末設定情報ファイル取得用スクリプト(hostinfo.ps1) について

端末が起動してユーザがその端末に設定するべきホスト名を入力すると、端末は次の情報をサーバに転送します。

  • ユーザが入力したホスト名
  • クライアントの MAC アドレス
  • クライアントが DHCP サーバから取得した IP アドレス
  • クライアントに IP アドレスを割り当てた DHCP サーバーの IP アドレス

(DHCPrelay を用いている環境でも、relay サーバのアドレスではなく、DHCP サーバのアドレスが利用されます)

hostinfo.ps1 は「上記の情報を受け取り、その情報を元に HostInfoSelection.txt のルールに照らし合わせ、適切な端末設定情報ファイルを選択する」処理を行います。

その際に、マッチさせる設定ファイルとして HostInfoSelection.txt、その際に割り当てるディスク/PVS 設定ファイルとして HostInfo\ 以下に設定に応じてファイルを追加する必要があります。

処理内容についてさらに詳しくは scripts\hostinfo\README.txt を参照してください。

また、HostInfoSelection.txt の設定例については「 HostInfoSelection.txt の設定例 」 HostInfo\ 以下に置かれる端末設定情報ファイルについては「 端末構成情報ファイルの設定 」を参照してください。

8.2. PVS 登録用スクリプト (pvs.ps1) について

クライアントからのリクエストの内容と、6.4 章 で取得した端末設定情報ファイル(内容については 8.1 章 参照)を引数に、PVS への端末の登録あるいは MAC アドレスの変更を行います。

処理内容についてさらに詳しくは scripts\regist\pvs\README.txt を参照してください。

8.3. DHCP 登録スクリプト (dhcp.ps1) について

クライアントからのリクエストの内容を引数に、DHCP への端末の登録を行います。

PowerShell の DHCP 操作コマンドを利用して DHCP サーバーの操作をしているので、DHCP 操作コマンドの利用可能な環境が必要です。

処理内容についてさらに詳しくは scripts\regist\dhcp\README.txt を参照してください。

8.4. SSH 起動によるDHCP 登録スクリプト (dhcp_ssh.ps1) について

クライアントからのリクエストの内容を引数に、SSH クライアントの起動を行います。Linux などを利用して DHCP サーバを稼働させているときなどにご利用ください。

処理内容についてさらに詳しくは scripts\regist\dhcp\README.txt を参照してください。