9. トラブルシューティング

9.1. PVSregister サーバー側

サービスが起動しない

A サービスの起動アカウント設定は適切か?
A サービスで指定したポートは他のプロセスで既に利用されていないか?

クライアントからの XML を受信しない

A サービスの動作している IP アドレス、ポートに送っているか?
A 受信している XML の PVSregister:protocol の値と PVSregisterServer.exe.config
の pvsRegisterVersion は同じか?

dhcp.ps1 の処理に失敗する

A DHCP サーバーは動いているか?
A DHCP サーバーの設定は正しいか?
A サービスを起動させているアカウントに DHCP サーバーの操作権限はあるか?

pvs.ps1 の処理に失敗する

A PVS サーバーの設定は正しいか?
A PVS コンソールと PowerShell スナップインはインストールされているか( PVS 操作のための PowerShell スナップインのインストール )?
A サービスを起動させているアカウントに PVS サーバーの操作権限はあるか?
A 同じ PVS サーバーに同じ MAC アドレス、IP アドレス、デバイス名のデバイスが
登録されていないか
(同じコレクションでも同じ MAC アドレスで登録があるとエラーになる)?

hostinfo.ps1 の処理に失敗する

A ディスク/PVS 設定の XML ファイルはあらかじめ HostInfo フォルダに配置してあるか?
A HostInfoSelection.txt の文字コードは UTF-8 で保存してあるか?
A HostInfoSelection.txt に無駄に全角スペースなどは挿入されていたりしないか?
A HostInfo 以下のディスク/PVS 設定ファイルは UTF-8 で保存してあるか
(encoding で UTF-8 を指定してある場合)?

9.2. TFTP サーバ側・端末側

クライアントのウィザード画面を終了してしまった。

A デスクトップを右クリックし、表示されるメニューより XTerm を起動します。
プロンプトに /home/tc/.X.d/pvsregister.sh と入力すると、
ウィザード画面が再度表示されます。

クライアントのデスクトップが表示されたが、ウィザード画面が起動しない。

A 「クライアントのウィザード画面を終了してしまった。」の手順に従い、
ウィザード画面の起動を試みます。
  • pvsregister.sh が存在しない旨のエラーが表示される場合
    → TFTP サーバ上の "PVSREGbinary.tcz" ファイルを読み込むことができていません。
    PVSREEGloader.cfg にて指定されたサーバ上に PVSREGbinary.tcz ファイルが存在することをご確認ください。
  • /tmp/pr_config.txt が存在しない旨のエラーが表示される場合
    → TFTP サーバ上の PVSREGconfig.txt ファイルを読み込むことができていません。
    PVSREGloader.cfg にて指定されたサーバ上に PVSREGconfig.txt ファイルが存在することをご確認ください。
    その他のエラーが表示される場合は、TFTP サーバ上に配置し忘れているファイルがないか、あるいは設定ファイル( PVSREGloader.cfg , PVSREGconfig.txt )が間違っていないかをご確認ください。
  • なお、上記のいずれにも当てはまらない場合には、端末に付属しているネットワークカードが非サポートのものである可能性もあります。

「禁止されていない NIC を見つけることができませんでした。設定ファイルを確認して下さい。」と表示され、終了する。

A TFTP サーバ上の設定ファイル PVSREGconfig.txt において、意図しない
DenyMACPrefix 行が存在する場合は削除します。DenyMACPrefix 行削除後も
同様のメッセージが表示される場合、ご利用の NIC は PVSregister の
サポート対象外となります。
_images/11-1.png

「ディスクに変更を書き込み中...」の画面で失敗する。

A 以下の手順をご確認ください。
  • デスクトップを右クリックし、表示されるメニューより Terminal を起動します。
    プロンプトに ls -l /dev/sd? /dev/hd? と入力すると、認識されている HDD
    (sd? が SATA, hd? が IDE)が認識されます。プロンプトに sg_inq /dev/sda と入力
    すると、/dev/sda の製造元・製造番号を調べることができます。
    サーバ側設定 XML ファイルにおいて設定した、<Disk> タグにおいて device
    属性として指定したデバイスファイル(e.g. /dev/sda )の指定が正しいかを
    確認します。
    HDD が認識されていない場合は、物理的な接続や BIOS / UEFI 設定をご確認ください。
    確認後もなお認識されない場合、お使いの HDD コントローラはサポートされていません。
    _images/11-2.png
  • sfdisk: bad input との表示がある場合は、<Disk> タグにおいて設定した、
    パーティションの容量の総計が、ディスクの容量を超過していないことを確認します。
    _images/11-3.png
  • <Disk> タグにおいて設定したファイルシステム名が正しいことを確認します。
    現在対応しているファイルシステムは以下の通りです:
    FAT32, NTFS, EXT3, EXT4, SWAP, EFI, RC(ReadCache 用、キャッシュパーティション)

5 つ以上のパーティションを作成できない。

A. 現在は基本パーティションの作成のみに対応しています。
基本パーティションは 1 つのディスクあたり最大 4 つ作成することができます。