8. ReadCache サーバーフィルター

8.1. ReadCache サーバーフィルターを導入した際に得られる効果

従来、仮想ディスクをマウント (ドライブマップ) した際には、ReadCache ディスク管理ツールにより「ドライブマップの後処理をする」という手順を行うことで、端末側のキャッシュを一旦消去する必要がありました。

この処理を行うと端末側のキャッシュを一旦完全に消去することになり、端末が起動したときにサーバーに負荷がかかっていました。

「ReadCache サーバーフィルター」を導入すると、仮想ディスクをマウントして編集した後においても、端末側のキャッシュを消去する必要がなくなり、キャッシュを有効に利用して端末を起動できるようになります。

8.2. 導入するかどうかの判断

ReadCache サーバーフィルターの導入にはメリットとデメリットとがあります。 「ReadCache 5.0 インストール マニュアル」を参照して、そのメリットとデメリットを評価して導入するかどうかを判断してください。

ReadCache サーバーフィルターを導入する

このモジュールの機能や効果、注意事項をご確認いただいた上で導入される場合には、「ReadCache 5.0 インストール マニュアル」をご覧ください。

ReadCache サーバーフィルターを導入しない

ReadCache サーバーフィルターを導入しない場合には、ドライブマップを使用した後すぐに「ドライブマッピングの後処理」を行う必要があります。 実施する手順は vDisk をマウントするときの手順 を参照してください。