9. Tips 集¶
9.1. ReadCache システムを効果的に運用するための注意点¶
- PVS のキャッシュの種類は [ハード ドライブ上のオーバーフローありのデバイス RAM にキャッシュ] で利用することを推奨します。
- PVS のサーバー側で [vDisk のマウント] を利用する際には、ReadCache サーバーフィルター を併用するようにしてください。
- 一時ファイルなどは内蔵ディスク上に作成し、仮想ディスクへの書き込みを極力減らしてください。
- 端末側でウィルス対策ソフトによるフルスキャンや、ディスクのデフラグメントのような処理が実行されることがないように設定してください。 これらの処理が実行されてしまうと、(本来キャッシュする必要がないはずの) ほとんど使われることのないデータまでがキャッシュされてしまい、端末のキャッシュ容量を無駄に消費してしまうことになります。
9.2. リバースイメージの手順¶
以下の手順をとってください。
クライアント側のアンインストール手順 に沿って、クライアント側から ReadCache をアンインストールします。
その際、管理パーティションは削除してください。
リバースイメージを実行します。
9.3. PVS 以外のツールを使って、vhd ファイルを直接変更する手順¶
以下の手順をとってください。
作業する仮想ディスクを更新状態にして、特定の端末に割り当てます。
ヒント
- CO-Store の場合:
対象のディスクを書き換え開始します。
- PVS Console の場合:
作業対象のディスクにおいて、アクセスが [保守] のバージョンを作成します。
vhd ファイルを直接変更する作業をします。
ReadCache ディスク管理ツール で更新用バージョンの vDisk ファイルを開いて、ドライブマッピングの後処理を行う ボタンをクリックします。
(CO-Store を利用していない場合のみ) ReadCache ディスク管理ツール で更新用バージョンの vDisk ファイルを開いて、リビジョンを更新する ボタンをクリックします。
新しいバージョンを作成します。
ヒント
- CO-Store の場合:
対象のディスクにおいて [新バージョンを作成] ボタンを押します。
- PVS Console の場合:
仮想ディスクを 昇格 して、新しいバージョンを作成します。 必要に応じて作成した仮想ディスクを他のサーバーに配布します。
9.4. 仮想ディスクのサイズを変更したり、パーティションサイズを変更したりする手順¶
以下の手順をとってください。
- クライアント側のアンインストール手順 に沿って、クライアント側から ReadCache をアンインストールします。 その際、管理パーティションは削除してください。
- ディスクを更新状態にして、仮想ディスクのサイズを変更したり、パーティションサイズを変更したりします。
- インストール マニュアルのクライアント側の導入手順を実施します。
9.5. PVS の管理する「KMS ライセンス対応オプション」を利用する¶
このオプションを利用する際には、ReadCache サーバーフィルター を導入してください。